驚いちゃいますねぇ。
今続々と問題が発覚している一流ホテルや百貨店のレストランによる食品の誤表示と言い張っている偽装表示。
あるレストランでは、かつて脂を注入した肉を本物のステーキと表示して提供していたところ、何年も前に社内で問題になり、メニューから削除したところ、あのステーキ(注入肉と知らず)を食いたい、という声が常連客から殺到し、復活させたと言うのです。
多分ややジャンキーな安っぽい味を好む人が結構多いのだろうと思います。
この客あってこその偽装表示だったのでしょうねぇ。
そう言えば篠山紀信のご子息は、幼少のみぎりから高級な飲食店ばかりに連れて行かれ、大人になった今、一番の好物は、カップヌードル・シーフードだそうです。
しかも麺を食い終わったなら、飯を汁にぶち込んで後飯を楽しむという堂々たるB級グルメぶり。
あんまり幼い子供には、大人が好む高級料理ばかりを食わせても意味が無いようです。
思い返してみると、私も実家に住んでいた頃はカップ麺を食ったことがほとんどなく、就職して一人暮らしを始めた時、カップ麺ばかりを食っていた時期が一か月くらいありました。
飽きないという意味では、どんな高級料理よりも、ご飯に味噌汁に漬物とか、ざる蕎麦とか、奇をてらわない、シンプルな食い物が一番良いように思います。
食うや食わずの極貧生活を送る世界の何億人という人々には、申し訳ないようなもったいない話ではありますねぇ。
食うに困らない時代と国に生まれて本当に良かったと思います。