これから

社会・政治

 民主党、やばいことになりましたね。
 私は民主党には投票しませんでしたが、ここまで負けるとは。

 日本の近現代史は、まるでジェットコースターのようですね。
 明治維新から植民地獲得の戦争、あげくの敗戦。
 戦後は高度成長、バブル、そして長く暗い、失われた十数年。
 現在の日本は目標と希望を失っています。

 そんな中、自民党は見切りをつけられて、先の衆議院選挙で民主党が圧勝し、政権交代が実現しましたが、鳩山政権は迷走を続け、管総理に代わったものの、結局民主党もダメだった、というわけでこのたびの選挙結果となりました。

 前総理と前幹事長があれほど批判を浴びたのですから、負けることは当然としても、これからの政治運営は厄介です。
 衆議院で民主党が圧倒的多数とはいっても、三分の二には届かないので、与野党の意見が食い違えば、法案は通りません。
 完全な衆参ねじれです。
 
 民主党は連立相手を探すでしょうが、公明党かみんなの党かどちらかしかありません。
 渡辺代表率いるみんなの党は明確に連立を否定していますし、公明党も長く自民党と連立を組んでいた以上、簡単に民主党とくっつくわけにもいきますまい。
 そうなれば、民主党はお手上げです。
 あとは法案ごとに賛成の党をみつけるしかありませんが、非常に難しいでしょうね。何も決まらない国会では、立ち止まることを許されない行政機関はどうしてよいやらわかりません。

 いくら心配しても、私たち国民の投票によって決まったことですから、代議士諸先生の見識を信じる他ありません。どうか、党や派閥の利益にとらわれず、己の信じる道を歩まれん事を。