ご隠居気分

仕事

 今週も5日間、休まず出勤できました。
 まずは上々。
 珍しく、一週間が早く感じられました。
 何かと忙しかったせいでしょうか。 

 森鴎外は軍医として勤務する傍ら執筆活動にいそしんだわけですが、小説家としての成功だけでなく、軍医としても最高の出世を果たしています。
 その鴎外にしてからが、勤務時間中の自分を、芝居をしているようだ、と評しています。
 夜、帰宅して執筆したり書を読んだりしている時こそ自分が自分になる、というわけです。

  最高の栄達を得た鴎外ですらそうなのですから、木っ端役人の私が、勤務時間中の自分に違和感を感じ続けるのは当然でしょう。
 しかしその芝居も板についてきたようで、違和感は小さくなってきているように感じます。

 そう感じるまで、23年と2か月半もかかってしまいました。
 気づけば定年まで14年と9か月半。
 今まで働いた期間よりも、これから働く時間のほうがはるかに短いのですねぇ。
 なんだか不思議な感じがします。
 仮に定年が5年延長になったとしても、今まで働いてきた時間よりは短いわけで、それはありがたいことです。

 うんと長生きしてたっぷりと年金をもらい、今まで払った分の元を取らないと損しちゃいますね。
 我ながらせこい発想ではありますが。

 本当は50歳くらいで引退して若隠居を決め込みたいところですが、少子高齢化が進むわが国で、それは許されない贅沢であるようです。

 まぁ、ご隠居気分でだらだら働くしかなさそうです。

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