しずかちゃんの入浴

文学

 ここ10年ばかり、児童ポルノに対する規制は厳しくなるばかり。
 ロリコンの皆さまには、さぞかし肩身の狭い思いをしておられるでしょう。

 SMにしろ同性愛にしろ、大人同士が合意の基に行うプレイであれば、大抵のことは許されます。
 しかし年端のゆかぬ幼女を食い物にするのは許されないことですから、規制強化は当然でしょう。

 私が疑問に思っていることは、18歳未満が児童ポルノの対象とされていること。
 16歳になれば民法上女性は結婚できるはずだったと記憶しています。
 16歳の少女が合意の基に20歳の男と関係を持ったら、20歳の男は逮捕されてしまうというのはなんとなく解せません。

 線引きが難しいところですねぇ。

 最近、漫画家などが、表現の自由の観点から、児童ポルノの過度な規制に異を唱えているようです。
 そこで話題になるのが、「ドラえもん」のしずかちゃんが入浴しているシーンは規制の対象になるのか、ということ。

 漫画やアニメなど、実際の幼女や少女が被害にあっているわけではない場合、大目に見るのが大岡裁きというものではないでしょうか。

 現実には幼女や少女を快楽のために殺害してしまう残忍な事件が起きており、それに取材したノンフィクションまでもが規制の対象になっては、人間というものが本来的に持つ愚かさや獣性を隠ぺいすることになりかねません。

 写真や動画など、明らかに生きている幼女や少女を撮影した児童ポルノは厳しく規制すべきだと思いますが、小説や漫画などには、表現の自由に限界を設けるべきではないと私は考えています。

 なぜなら、人間が行うことはすべて、それが犯罪であろうと、残虐な行為であろうと、いやだからこそ、人間の弱さを描くことが使命の一つである、文学や物語の重要なテーマになるであろうと考えるからです。

 したがって、私は表現の自由に制限は無いものと確信している次第です。


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