文学

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かくしごと

最近お気に入りのモデルであり女優でもある出口夏希が主演する1年前の映画『か「」く「」し「」ご「」と「』を早朝からDVDで鑑賞しました。 出口夏希は他の作品でも女子高生役ばかりですが、じつは24歳だそうです、 24歳で女子高生役はやや難ありですが、おじさんから観るとあまり違和感を感じません。 単に若い、というだけで括られてしまうようです。 高校生男女数名の群像劇になっています。 そしてそれぞれに、人には言えない特殊な能力を持っています。 他人の感情が記号化されて見えてしまう者、誰が誰を想っているいるかが見えてしまう者など、様々です。 ひねりが効いていることは確かです。 ただし、ひねりが上手く回っているかは別問題で、物語というものは難しい。 青春SF物と言うんでしょうか、私のようなおっさんが喜ぶ映画では無いかもしれません。 うまく感情移入できませんでしたし。 今日の飯。 朝はハム2枚、卵2個を使ったハムエッグと全粒粉パンのトーストが1枚。 昼はイカ墨スパゲティとほうれん草のソテーと熱い珈琲2杯。 晩はそごう千葉店で購入した1,500円の和食弁当。  今日は千葉の駅ビルに在る大型書店に本を買...
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追悼 岡野弘彦先生

眼科医の許可が出て退院したものの、なかなか左目のゴロゴロとした違和感と赤さが取れません。 鏡で見る私の左目は異様に赤く、知らない人が見たらさぞかし気色悪く思うでしょう。 次の診察は5月8日の金曜日。 それまでに赤さや違和感が取れていると良いのですが。 今朝の朝食はあまり旨くありませんが血糖の上昇を抑えるという全粒粉パンを2枚。 昼はホタテの小エビとブロッコリーがたっぷり載ったジェノベーゼとサラダをいただき、食後に珈琲を2杯飲みました。 晩は葱と鶏肉の炒めと生キャベツ、トマトを食す予定。 これから出来るだけ何を食したかを記録していきたいと思います。 糖尿の気もあるので。 緑内障、高コレステロール、高血圧、気管支喘息、糖尿、双極症。 眼科と内科と精神科に定期的に通っています。 その他半年に一度の歯のクリーニング。 年を取ると病院通いを自慢するようになると言いますが、本当にそうですね。 人の体も経年劣化は避けられず、どんなにメンテナンスをしても、必ず、全員、死に至ります。 私の肉体も緩やかに衰えているのを感じます。 もっと年を取ると、衰えは加速度的に早くなるのでしょう。 先般、私の大学時代の...
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入院初日

緑内障手術のために千葉大学病院に入院しました。 今日は検温と血圧検査、明日の執刀医2人による診察とシャワーを浴びたのみで暇。 病室は大部屋ですが箪笥や椅子、冷蔵庫にテレビがあって、カーテンで完全に仕切られており、うるさい患者もおらず、まぁまぁ快適です。 個室ほどではないでしょうけれど。 以前気管支喘息の発作で入院した市立病院に比べると、飯もそこそこ食えます。 市立病院での飯の不味さが強烈な印象を残していたので、有難いことです。 暇なので、持ってきていた「筒井康隆自伝」を読みました。 事実の羅列のみで、つまらないと言えばつまらないですが、ファンには興味深く読めるでしょう。 明日の手術は10時半から。 1時間以上かかるとのこと。 手術室は寒いという話をよく聞きます。 全身麻酔ならいくら寒くてもいいんでしょうけれど、私の場合眼だけの局所麻酔。 寒いのは嫌です。 それと、眼のすぐ下に針を刺すという麻酔が恐ろしくて仕方ありません。 今夜は眠れないかもしれませんね。
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クレイジーさやか

作家仲間からクレイジーさやかと称されている村田沙耶香の短編集を読みました。 「信仰」という小説集です。 クレイジーさやかとはよく言ったもので、この人の世界観は独特で、時に気色悪かったりします。 嫌悪を感じることも多いですが、なぜか手に取ってしまいます。 劇薬のような小説群です。 これが結構売れているということは、世の中狂っている、もしくは狂いたい人が多いのかもしれません。 私もその一人です。
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イン・ザ・メガチャーチ

本屋大賞受賞作「イン・ザ・メガチャーチ」を読み終わりました。 本屋大賞とは、書店員が読んでもらいたいと思う小説に投票し、最も得票が多かった作品が受賞するというものです。 偉い先生が選ぶ直木賞よりも本屋大賞を受賞するほうが嬉しいという作家もいるほどです。 それはそうでしょう。 現場の人が面白いと思ってくれているわけですから。 この小説はファンダム経済を扱っています。 いわゆるオタクが推しのために多額の金を遣って同じCDを何十枚も買ったり、オタク仲間と金を出し合って渋谷に巨大な広告を出したり、それで経済が潤うというカラクリ。 当然、アイドルや俳優を操っているのはバックにいるおじさん達ですが、オタクはそんなことは百も承知で推し活を嬉々として進めます。 この作品では、若手俳優が突然自殺し、そのファンたちが自殺を認めず、霊媒師に多額の金を払って若手俳優と対話し、自殺ではなく、日本崩壊を企む黒幕に依って殺されたのだと確信するに至ります。 若手俳優が黒幕の存在に気付いてしまったから殺されたというのです。 そしてまるで新興宗教のように黒幕の存在を暴くための運動に血道を上げることになります。 そのストー...
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ジャガーワールド

我が偏愛する作家、恒川光太郎先生の長編ファンタジー「ジャガーワールド」を読了しました。 単行本で630頁の大作です。 この小説家は短編や中編を得意とし、長編は多くありませんが、短編や中編にはない壮大で神話的な物語が語られます。 マヤ文明に取材した作品のようですが、それはあまり気にしなくて良いでしょう。 生贄を捧げないと神々が機嫌を損ね、飢饉や旱魃が起こると信じられていた古代文明。 そこに反生贄の思想を掲げた反社会的と目される教団が誕生。 勢いを増していきます。 そしてはるか昔に滅びたとされる部族が密かに生き残ってどこからともなく現れ、人をさらったりして去っていきます。 また、この部族は優れた賢者の国とも目されて、独特の文字を持ち、生贄を支持しています。 王国に不満を抱く者達が教団と結託し、さらには生贄に供されてきた島の人々をも巻き込み、壮大な戦いが描かれます。 恒川光太郎先生は一部マニアに愛される作家から、一気に広く一般に読者を広げることでしょう。 考えてみると、ノーベル賞作家のカズオ・イシグロも「忘れられた巨人」というファンタジーを書いていますし、村上春樹にいたってはファンタジーだら...
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誰もいない夜に咲く

昨日はお気に入りの作家、桜木紫乃の短編集「誰もいない夜に咲く」を読みました。 そういうタイトルの作品があるわけではありません。 全体を通したタイトルです。 最初の作品が印象に残りました。 「海に咲く」です。 中国から半ば買うようにして嫁を迎えた酪農家の長男。 この男、30歳にして童貞です。 中国人花嫁が人生最初の相手となります。 中国の農村から買われてきたというにしては、二人の仲は順調です。 ラスト、花嫁が「我愛爾」と呟き、夫がそれに合わせて「うお・あい・にい」と返すシーンは美しくもあります。 意味は「I Love You」ということ。 その他にも印象的な文章がありました。 生きていれば、すべて過去にできる。 死んでしまったら、望むと望まざると関係なく過去にされてしまう。 貧乏性とは呼ばず、幸福のハードルが低いだけ 豊かな読書体験ができたと思います。
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星々たち

桜木紫乃の小説を読みました。 「星々たち」です。 星とは人のこと。 中島みゆきにも「地上の星」という曲がありましたね。 物語は千春という、何を考えているのか分からない、愚鈍なところがある女が子供から大人になり、老いていくさまを、連作短編集の手法で描いています。 連作短編集であるため、必ずしも千春が主人公ではなく、チョイ役の作品もあります。 ただし必ず登場するのです。 千春は父にも母にも捨てられ、祖父母に育てられます。 無口でお世辞にも魅力的な人物とは言えません。 しかし小学校高学年くらいから、細見の体には不釣り合いなほどの胸のふくらみを得ることになります。 当然、体目当ての男が現れます。 この作品にも、桜木作品によく見られる印象的なフレーズが多用されます。 いつの間にか、体は義務でしか、心は体裁でしか動かなくなっていた。 表面的に優しくしながら、生かさず殺さず長い時間をかけて相手をへこませ続けるんだよ。 赤ん坊が乳を飲む様を、これは命の、尊い貪欲さだ、と描いて見せます。 私はそれらの文章に感銘を受けるとともに、嬉しい気分になります。 これら短編集も、他の桜木作品同様、北海道が舞台になっ...
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氷平線

今日は午後3時から緑内障手術のための手術前検査があります。 千葉大学医学部附属病院の眼科に行かなければなりません。 午後のみの半日休暇でも良かったのですが、面倒くさいので一日休みを取りました。 午前中は読書をして過ごしました。 読んだのは、桜木紫乃のデビュー作を所収した短編集、「氷平線」です。  いずれも北海道の道東を舞台にした短編群です。 寒々しく、因習的で、あからさまな田舎の人間模様が描かれます。 酪農の家族や漁村、理髪店などを扱って、鮮やかに人生の断面を切り取って見せます。 道東というのがそういう場所なのか、田舎と言うのはそもそもそういうものなのか分かりませんが、やたらと簡単に不倫したり男女がくっついたり離れたりします。 やや違和感を覚えます。 あっさりした性交描写がどの作品にも描かれています。 印象的な文章が紛れ込んでいて、それを見つけ出すと嬉しくなります。 与えられて足りたという記憶がなければ、欲の落ち着き先など見つけようもないだろう。 や、 実際に殺すことと、生きている人間をいないものとして生きてゆくことに、どんな違いがあるだろう。 と言った言葉。 深く胸に刺さります。 こ...
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生命式

久しぶりに小説を読みました。 村田沙耶香の短編集「生命式」です。 この人の小説を読むのは、「コンビニ人間」、「消滅世界」、「地球星人」に続いて4冊目です。 独特の世界観を持つ作家ですが、好悪が分かれるでしょうね。 谷崎潤一郎の「異端者の悲しみ」、芥川龍之介の「或る阿呆の一生」、太宰治の「人間失格」などは、自分を世間の常識から外れた少数者と認めることから始まっています。 しかしこの作家は、前述のような小説もありますが、そうでは無いものの方が多いように感じます。  多くは正常あるいは多数者こそが異常であり、自分は誰にも理解されないながら、唯一無二の正しい存在と自覚し、世の中と対峙していくというスタンスの作品が多いように思われます。 それが少々鼻に着きます。 内容が極端で、SFに近い味わいもあります。 私は正直に言ってあまり好きではありません。 しかし、時折読みたくなります。 毒気に当たりたくなることもあるものです。 久しぶりの村田節、気持ち悪いけど、癖になる味ではあります。
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幽民奇聞

昨日、今日と関東南部に雪が降りました。 車通勤の私には辛い事態です。 冬タイヤを履いていないし、チェーンも持っていません。 年に一度あるかないかの雪のために冬タイヤに履き替えたりチェーンを持ったりするのは馬鹿々々しいと思ってずうっとノーマルタイヤを履いていますが、その年に1度あるかないかが起きてしまいました。 明日の出勤が憂鬱です。 雪の中、投票に行きました。 思いのほか多くの人が投票所に訪れており、極端な低投票率にはならないのではないかと思います。 昨日、じつに久しぶりに小説を読みました。 当代の小説家で私が最も偏愛する恒川光太郎先生の最新作、「幽民奇聞」です。 この人らしい幻想的でどこか切ない物語が語られます。 「キ」と呼ばれるこの世の外に出来上がった組織と、そこに在籍することになった少年の物語です。 「キ」が何を意味するか、最後まで明らかにされません。  鬼とも呼ばれます。 明治中頃までは確かに存在していたと信じる民俗学者が「キ」の調査を始めるとことから話は始まり、「キ」の秘密結社めいた実態が分かってくる、という趣向です。 この作者の小説にはこの世ならぬ者が多く登場します。 この...
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終活シェアハウス

昨夜、金曜日夜の良い気分に任せて、「終活シェアハウス」と言う本を読みました。 68歳のおば様達4人が豪華マンションで共同生活するお話です。 男手が欲しいと、男子大学生を秘書という名の雑用係にやとい、その男子大学生の視点からおば様達の生態が語られます。 4人はオツムのあまり良くない中高大一貫の女子校の同級生。 独身を貫いた者、熟年離婚した者、シングルマザーとして子育てを終えた者、家族との折り合いが悪く追い出されるようにしてシェアハウスにやってきた者など、事情は様々なお一人様たちのドタバタ劇です。 それにしてもこのおば様たち、食欲旺盛です。 かなり凝った料理をし、それをワイン片手に食すシーンが頻繁に語られます。 旨そうです。 シェアハウスを金銭的な問題で閉じそうになったり、ストーリーはテンポがよく、読ませます。 気楽に読める一冊になっています。購入はこちらから
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限界国家

今日は近未来に対する警告の書とも言うべき小説を読みました。 「限界国家」です。 限界集落という言葉がありますが、それをもじった、あるいは拡大した概念です。 老いた財界の大物が少子高齢化が進み、伝統的な日本の文化が失われつつあることを憂い、あるコンサルティング会社に20~30年後の日本社会がどうなっているかを報告書にして提出してほしい、と依頼するところから物語は始まります。 その後は延々とコンサルティング会社の上司部下、最先端のベンチャー企業社長にして現役の大学生でもある男らとのスリリングな会話が続きます。 地の文が少なく、会話が多いのが特徴です。 ベンチャー企業の若き社長はネット社会には国境という概念は存在せず、守るべき国家も伝統も無いと断言します。 圧巻なのは、財界の大物の老人とベンチャー企業の社長が直接対話する場面です。 日本の行く末を案じる老人に、こんな社会にしたのは1世代、2世代前の老人たちで、それ若者にたてなおしてくれと言われても困ると応えるベンチャー企業社長。 現代は先を読めない者にとっては悲劇、先が読める者にとっては喜劇、というフレーズが心に残ります。 56歳の私の考えは...
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猫を棄てる―父親について語るときー

今日は珍しくエッセイを読みました。 大体において私は嘘八百を描いた物語を読むのが好きで、エッセイはあまり好みません。 まして学術書は20代の体力と知識欲が旺盛だった時期にしかほとんど読んでいません。 で、読んだエッセイ。 村上春樹が珍しく父親について綴った「猫を棄てるー父親について語るときー」です。  この作家が身内について語ることは珍しく、興味深く読みました。 兵隊に3度も取られながら生きながらえた父。 そして当たり前のように父と不仲になっていく一人っ子の村上春樹の物語が語られながら、運命のいたずらのように生き残った父と、大阪空襲を生き残った母が結婚して今の自分が存在するする不思議を描き出しています。 運命というよりたくさんの偶然が重なって現実が生まれると言う不思議さを壮大な筆致で描いて見せます。 エッセイというより、哲学書のような趣です。 是非ご一読ください。 購入はこちらから    ↓
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氷の轍

今日は夏休みの最終日。 心が沈みます。 この休みは二泊三日で那須高原に行く予定でしたが、同居人のコロナ発症で断念。 一人で映画館に2回出かけた以外は家でおとなしく読書をしてすごしました。 今日は桜木紫乃のミステリー「氷の轍」を読みました。 50年に及ぶ母親、母親を慕う男、母親に売られた二人の娘の物語が雄大に語られます。 作中、折々に北原白秋の短い詩が挿入されます。 他ト我という詩です。 二人デ居タレドマダ淋シ 一人にナッタラナホ淋シ シンジツ二人ハ遣瀬無シ シンジツ 一人ハ堪ヘガタシ この小説は、人と人との遣る瀬無い関係性を切り取って見せます。 遣る瀬無い事情で殺人事件が発生し、遣る瀬無い事情で互いに知らなかった50年が語られます。 知らずに済めば良かったのにと思わせます。 この作者、いわゆるミステリー作家ではありませんが、優れた筆力で読ませてしまうあたり、脱帽です。購入はこちらから ↓
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秋雨物語

昨日は小説を読みました。 貴志祐介のホラー短編集「秋雨物語」です。 この作者は長編が多いというイメージがあります。 「黒い家」・「13番目の人格」・「天使の囀り」等を夢中で読んで震え上がったものです。 それらに比べて、「秋雨物語」は、ジュブナイルというか、子供向けのイメージが強く出ていました。 読みやすかったですが、どこか物足りない感じがします。購入はこちらから ↓
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久しぶりに小説を読みました。 桜木紫乃の「霧」です。 芸者から土建屋というかヤクザの組長と結婚した女の日々を描いた物語です。 物語は女が20代半ばで夫を撃ち殺されるまでを、北方領土が見える根室を舞台に描いています。 国会議員、土建屋、ヤクザ、花街の女たち、いずれ劣らぬ狸たちが北の町を舞台に権謀術数を繰り広げる物語です。 焼けば骨しか残らぬ体に、ひとはいったいどんなものを詰め込み、流しながら生きているのか、という一文が印象的です。 久しぶりの豊かな小説体験でした。 ご購入はこちらから ↓
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働けど働けど

今日も今日とて愚かな仕事で一日を過ごしました。働けど働けど わが暮らし楽にならざり じっと手をみる有名な石川啄木の短歌です。これ、給料が上がらず、物価ばかりが上がっていく現代日本のサラリーマンの偽らざる心情ではないでしょうか。私は今年で就職して34年目を迎えます。就職してしばらくはバブルの残滓が残っていて、給料は着実に上がっていきましたが、いつの頃からか、給料の上り幅が千円単位になりました。東日本大震災の際には、国家公務員の給料は一律2%減になりました。仕事で自己実現を図るという奇特なひとならともかく、多くの人は給料をもらうためだけに働いています。建前では社会に貢献したいなんて言いますが、嘘では無いにしろ、労働の主たる動機でも無いでしょう。 34年も働いても、給料は微々たるものです。蓄えは少々ありますから、生活に困るということはありませんが、給料日には給与明細を見てはじっと手を見つめてしまいます。一握の砂・悲しき玩具/
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凍原

今日はのんびりと読書をして過ごしました。 桜木紫乃の「凍原」という小説を読みました。凍原 (講談社文庫)桜木紫乃講談社 この作者にしては珍しいミステリーです。 終戦直後の樺太から命からがら北海道へ逃げ帰った女の半生とそれにまつわる殺人が雄大な時の流れのなかで語られます。 ただし、もともとがミステリー作家ではないし、ミステリー志向とは思えません。 小説家というものはイメージが定着することを嫌い、自分はこんな物も書けるんだ、あんな物も書けるんだと、色々な分野に手を出したりしがちです。 舟木一夫が一時「高校三年生」を歌うことを拒否したとか、太田裕美が「木綿のハンカチーフ」を封印したとかいう話を聞きます。 そればっかり求められると嫌になっちゃうのでしょうね。 この小説もそんな感じが漂っています。 自分は警察小説だって書けるんだ、と言う風な。 この作者はおそらく連作短編による雄大な物語や、中編程度のスパイスの効いた物語を書くことに長けているような気がします。
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思い癖

4月の配置換えによる忙しさにかまけて、ブログの更新を怠ってしまいました。 ブログを開かずにいたら、いきなりgooブログがサービスを停止するという衝撃の文言がトップページに出てきました。 完全閉鎖してしまっても良いのでしょうが、折角書き溜めたものが雲散霧消してしまうのは惜しい気がします。 ブログのお引越しを検討しなければなりませんが、お引越しの理屈は分かるのですが、作業が大変そうです。 チマチマと20Mづつダウンロードしてそれを新しいブログサービスにアップロードするということのようですが、20Mというのはしびれます。 小さすぎるではないですか。 文字だけのブログならともかく、写真やら動画やらをアップしているわけですから。 ただでさえ新しい仕事に慣れず、日々鬱々として過ごしているというのに、ブログサービスの停止はきついですねぇ。 人には誰でも思い癖というものがあると思います。 何事も前向きに、明るく取り組んでいく人と、逆にネガティブにこの世の不幸を全部背負っているような気分になる人と。 私は若い頃はそうでもなかったのですが、30代後半で精神障害に罹患してから、明らかにネガティブな思考をする...
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