米国政府、いよいよしびれを切らしたようです。
民主党政権になってから、すでに解決済みだった普天間基地移転問題をよけいなことを言ってほじくり返し、結局その穴を埋められないことに。
長いことセットで論じられていた普天間の辺野古移設とグアム移転。
ついに米国政府はこれを分けることにして、グアム移転を先行して始めるようです。
つまり、普天間基地は固定化することを前提に考えるというわけでしょう。
市街地にあって世界一危険だからということで、自民党政府が16年もかけて沖縄・米国を相手に粘り強く交渉して、めでたく辺野古という辺鄙な土地に移転が決まったものを、鳩山元総理は意味不明なことを言って振り出しに戻してしまいました。
米国と沖縄を馬鹿にした許しがたい暴挙です。
きっと辺野古にビジネス・チャンスを求めて出店の準備をしたり土地を買ったりした企業や個人も多かっただろうと推測します。
また、やっと爆音から解放される、と辺野古移転を心待ちにしていた普天間基地周辺住民の心境はいかばかりでしょうか。
誠に愚かな指導者をいただいてしまったものです。
それにしても米国、民主党に政権が移ってから、よく今まで我慢しましたね。
日本の国内事情ですらない、民主党内の奇妙な理屈に過ぎない国外最低でも県外という法螺話。
政治の素人の私ですら、そりゃぁいくらなんでも無理目な話だ、と思っていたところ、やっぱり無理でした。
中国が太平洋の覇権を狙う今、米国にとって沖縄の米軍基地が最重要な施設であることはもはや常識。
それをないがしろにしたんじゃぁ、米国もしびれを切らせますわなぁ。
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