よく、お役所仕事は担当が違うと言ってたらい回しにする、という批判を耳にします。
しかし、それは何もお役所に限ったことではなく、民間企業でも同じであることは、多くの人が実感しているのではないでしょうか。
今日、キッチンの40ワットの蛍光灯が切れてしまい、家電量販店で新しい蛍光灯を購入し、付け替えました。
しかし、一瞬点いたと思ったら、すぐに消えてしまいます。
で、マンションの管理会社である住友建物サービスのパンフレットを見たら、照明器具の不具合については24時間365日相談に応じる、と書いてあったので、電話してみたら、メーカーに直接問い合わせろ、とのこと。
パンフレットに書いてあることと違うではないか、などというつまらぬクレームはつけず、メーカーの電話番号を教えてくれ、と言ったら、東芝の修理センターの電話番号を教えてくれました。
東芝の修理センターに電話したら、今度はそれは担当が違うと言って、東芝の照明部門のサービスセンターに電話しろ、とのこと。
やれやれと思いつつ、電話したら、おそらく安定器の問題だと思われるが、その商品は12年前の型番で、古いために修理は困難であり、かつ、修理できなくても出張費はもらう、仮に修理がうまくいったとしても、古いので、すぐにまた別の不具合が生じるであろう、それでも良いなら修理に行ってやらないでもない、といった意味のことを、馬鹿っ丁寧に、慇懃無礼にほざきやがります。
キッチンには天井に40ワットの蛍光灯、流しに20ワットの蛍光灯、ガスレンジのところに100ワットの電球がついており、当面、天井の蛍光灯が灯らなくても困ることはありません。
どうも大手の会社というのは個人相手にチマチマ儲ける気は無いようで、その昔は町の電気屋さんに相談すれば何でもやってくれました。
しかし家電量販店の普及とともに町の電気屋さんというのは絶滅し、その結果、買う時は楽だけどメンテナンスや修理に困ることになってしまいました。
ネットで調べたら、そういう間隙を縫うように、修理などでチマチマ稼いでいる会社が結構あるのですね。
そういう所はもちろん販売もやっているので、ネットで見つけた近所の会社に相談してみようかと思います。
蛍光灯一本で3時間くらい格闘してしまいました。
家電やパソコンに囲まれた現代社会での生活は便利であることは違いありませんが、いったんトラブルが発生すると大きなストレスにさらされます。
パソコンやタブレットなどはその典型で、基本的には自力でどうにかするしかなく、嫌になります。
しかし今更昔の生活に戻れようはずもなく、ストレスとうまく付き合っていく他ありません。
機械文明というもの、どこまで行ってしまうんでしょうねぇ。