どうしよう

仕事

 先日、私が以前「荒ぶる」を出版した日本文学館から、小説を送ってほしい旨の手紙が届きました。
 中身を見て、良いようなら出版なり、日本文学館が出している雑誌に載せるなりする、というのです。

 発病前の私なら、一も二もなく執筆に励んだことでしょう。
 しかし今は、躁転へのきっかけになる恐れがあるとのことで、主治医から小説の執筆を禁じられています。
 でもせっかく依頼をもらったのに、もったいないという気持ちもあり、健康第一で、止したほうがいいかなという気持ちもあり、複雑なところです。

 メモしたネタはたくさんあるのです。
 いずれも卵の段階で、これから膨らませていく作業が必要ですが、じつはその作業が一番楽しいのですよねぇ。
 どんな物が生まれるか自分でもよくわからず、それが思わぬ方向に進んだりして、わくわくするのです。
 そのわくわくが、躁転につながるのでしょうねぇ。

 ちゃんと病識はあるのですよ。

 地獄の苦しみは、校正ですねぇ。
 編集者はたくさん意見をつけてきますし。

 そもそも小説の執筆を禁じられたための代替行為だったブログの更新。
 ほぼ毎日更新していますが、ブログを書くのは楽ですねぇ。
 思いついたままにキイ・ボードを打つだけですから、小説のようにああでもないこうでもないと考える必要がありません。
 だから主治医はブログの更新には目をつぶっているのでしょうねぇ。

 さて、私はどうすればいいんでしょう?
 悩ましいところです。

荒ぶる
とびお 暢宏
日本文学館

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