今朝は早朝覚醒がありましたが、躁の徴候は出ていないようです。
むしろ、なんだか不安なような。 復職直後よりも、この2~3日のほうが、不安と緊張が強いです。
なぜかはわかりません。
芥川龍之介は、「将来に対するぼんやりとした不安」を理由に自ら命を絶ちました。 きっとうつ状態だったんでしょうね。晩年の作品は、侏儒の言葉」にしても、「或る阿呆の一生」にしても、凄惨な感じが漂っています。
≪自殺に対するモンテーヌの弁護は幾多の真理を含んでいる。自殺しないものはしないのではない。自殺することのできないのである。≫
上は、「自殺」と題された一節です。 自らを自死に向けて奮い立たせているかのごとくです。
≪俳優や歌手の幸福はかれらの作品の残らぬことである。≫
「作家」と題した警句です。死を前にして、あまたの自らの手になる名作が、鬱陶しく感じたのでしょうか。でも今は、DVDやらCDやら、各種メディアで残ってしまいますね。不幸なことに。
私は、妙な気を起こすほどの不安は持っていません。 頓服で抗不安薬(ワイパックス)も出ていますし。
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