ひこにゃんにはじまり、今はくまもんが大人気のゆるキャラブーム。 ひこにゃんです。
くまもんです。
私はひこにゃんが大好きで、7年前、ひこにゃんに会うため、彦根城を訪れました。
同居人に言わせると、彦根城の一室にひこにゃんが現れた際の私のテンションは異常に高かったそうです。
私は並み居るガキどもを押しのけ、ひこにゃんと手をつないで写真におさまりました。
その際、ひこにゃんは私の足を踏むというサービスぶり。
楽しい旅でした。
最近、船橋の梨の妖精にして船橋市非公認のゆるキャラ、ふなっしーが大人気です。
ゆるキャラとは思えぬ激しい動きで跳んだりはねたりするばかりか、ゆるキャラとしては掟やぶりの、しゃべるという特技を持ち、そのトークは下手なお笑い芸人よりも冴えています。
船橋市議会でふなっしーが話題になり、ふなっしーのあずかり知らぬところで良いだの悪いだのと話し合い、結果、公認せず、放置。
そのへんを下の動画でご覧頂きたいと思います。
ふなっしー自らが船橋市議会での討論について語り、涙を誘います。
お世辞にも可愛いとは言えない、素人っぽさ漂う外観と、予想を裏切る激しい動きは、見るものの度胆を抜きます。
哀愁さえ感じるうらぶれた外観からは想像もつかない動きと頓智の効いたトークで、近頃ではテレビでも時折見かけます。
日本人というものは、よほど奇妙なものがお好きと見えて、だからこそ秋葉原のヲタクや、ギャルのようなポップ・カルチャーがもてはやされるのでしょう。
かつてわが国で外国人を魅了した文化は、禅や武士道と言った、高い精神性を感じさせるものでした。
それが今は、遊び心満載のポップ・カルチャーが受けているというわけで、それは日本人の一人として誠に喜ばしいかぎりです。
考えてみれば、江戸落語などは、世界に例を見ない馬鹿馬鹿しく面白い、究極のポップ・カルチャーと言うべきものでした。
その伝統は脈々とわが日本人に受け継がれ、今、世界の若者を魅了しているというわけです。
日本文化の伝統を背負って現れたふなっしーの、末永い活躍を祈念いたします。