昨夜、カルーセル麻紀をモデルにしたという小説、「緋の河」を読みました。
カルーセル麻紀をモデルにしたと言っても、家族構成から何から、ほとんど作者の空想による虚構だそうで、ドキュメンタリーみたいな物とはかけ離れています。
この世の者とは思えないほどの美少年がゲイボーイとなって成功し、テレビ番組への出演が決まるまでの半生を描いています。
この作者らしいストーリー展開の妙は感じましたが、私は失敗作だと感じました。
無駄に長いし、主人公の描き方がステレオタイプです。
桜木紫乃という小説家、最近よく読んでいて、どれも面白いのに、残念な作品でした。
それはさておき。
今日で令和6年(2024年)も終わりです。
大晦日だからと言って特別の感慨はありませんが、今年も一年生き延びることが出来たことには感謝しています。
私の駄文にお付き合いいただいた皆様には感謝の言葉もありません。
良いお年をお迎えください。