わらの犬

映画

 朝っぱらからDVD鑑賞をしていまいました。
 いやぁな感じがするバイオレンス映画「わらの犬」です。

 ロサンジェルスに住む脚本家デヴィットと妻で女優のエイミーは、静かな田舎を求めてエイミーの実家に引っ越してきます。
 エイミーの両親はすでに亡くなり、実家は空き家となっていたのです。
 納屋の屋根を修理するため、デヴィットはかつてエイミーと付き合っていた男が現場監督を務める業者に依頼します。
 派手にカントリーミュージックやロックを鳴らしながら作業する彼らに閉口します。
 また、一日数時間しか働かないことにも。
 やがて、デヴィットと彼らの間に不穏な空気が漂い始めます。
 それでも、デヴィットは田舎の習慣に慣れようと、教会に出かけたり、アメリカン・フットボールの試合を観に行っては地元チームを応援したりします。
 しかし、あることがきっかけで、彼らとの対立は決定的なものになります。
 都会育ちのデヴィットが、南部の屈強で暴力的な連中を前に大立ち回り。
 ラスト20分の激しい暴力シーンは、目をおおいたくなるほどです。

 わらの犬とは、昔中国で、藁で作った犬を神事に使用するまで、とても大切にしていたのに、神事が終わるやうっちゃらかして誰も見向きもしない、という故事に由来するものです。

 南部でその日暮らしをする人々を揶揄したものとも、高収入の脚本家だって売れなくなれば同じことだという意味にもとれます。

 人間が持つ暴力への親和性を見せ付けられた、いやぁな映画でした。

わらの犬 [DVD]
ジェームズ・マースデン,ケイト・ボスワース,アレクサンダー・スカルスガルド,ジェームズ・ウッズ
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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