アイドル青春残酷物語

お笑い

 さっきフジテレビで「ノンフィクション アイドル青春残酷物語」という番組をやっていて、見るともなく見てしまいました。
 
 18歳で新潟から上京し、半年後のデヴューを目指すアイドル・グループのメンバーに選ばれた少女。
 しかしその少女は、食欲を抑えられなくて、社長から命じられたダイエットをしようともせず、社長から「体重落ちてる?」と聞かれ、「体重計無いからわかりません」と答えるおバカさん。
 しかも踊りが覚えられず、他のメンバーからも呆れられ、事務所に内緒で他の事務所のオーディションを受けて移籍したいと言いだす始末。
 社長は少女をアイドル・グループから外すことを決意。
 今は元の事務所に所属しながら、撮影会のモデルで日銭を稼いでいるそうです。
 アダルト・ビデオに行っちゃいそうなにおいがぷんぷんします。

 次は18歳でアイドルでデヴューしながら泣かず飛ばずで、20歳のときアダルト・ビデオに転身、大人気を博しますが、パニック障害を患って三年間ひきこもり。
 服薬自殺をはかりますが命は助かり、今は舞台や映画にちらほらと出ているそうですが、相変わらず裸のシーンばかりだそうです。
 今28歳とのことですが、苦労が顔に出ているというか、40歳ちかくに見えます。

 もう一人はメイドスタイルで活躍していたアングラアイドルです。
 26歳と、アイドルを目指すには遅きに失した感がありますが、メイド服を脱ぎ捨て、肌を大胆に露出したセミヌードのイメージDVDに挑みます。
 カメラマンいわく、胸はたいしたことないけど、ヒップは抜群に良いんだそうです。

 アイドルに限らず、役者や歌手、コメディアンなど、ほんのわずかの可能性に賭ける若者はいつの時代にも必ずいます。
 若いうちは世界の広さが分からないから、そういう世界に飛び込んで、現実を知るということも必要でしょう。
 もちろん、その世界で成功を収めればこんな良いことはないでしょう。

 自分は人とは違う特別な存在でありたいと願うのは、若者に流行る奇病のようなもの。
 しかしそれは奇病であって、治癒しなければ世の中をまともに渡っていけない、と気付くのが早いか遅いかで、傷の深さは変わるでしょう。

 
人間(じんかん)到る所青山あり。

 何かで失敗しても、生きてさえいれば、別の目標が見つかるものです。

 

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