大寒らしい寒い朝を迎えました。
東京は昨日積雪を観測したそうですが、私が住む千葉市は雨でした。
千葉は温暖だなどと言われ、どこがじゃ?と思う寒い日々を過ごしていますが、東京よりは気温が高いようですね。
子どもの頃は雪が降ると嬉しかったものですが、今はしんどいだけです。
身も凍る戦慄の医療サスペンス「アウェイク」を鑑賞しました。
ある大金持ちの若者が心臓移植を受ける話ですが、彼はごくまれにみられる術中覚醒という状況に陥ります。
術中覚醒とは、全身麻酔をかけて体は完全に麻痺状態になっているのに、意識は覚醒していて、痛みも感じる状態のことです。
体を切り刻まれて痛みでのたうちまわるような状況でも、全身が麻痺しているため、それを訴えることができず、医師たちは眠っているものと信じて手術を続けるのです。
これは想像するだに怖ろしい状況です。
あらゆる拷問のなかでも最高に辛いんじゃないでしょうか。
映画では、術中覚醒中の若者が、あまりの痛みに途中から幽体離脱して過去から現在を彷徨い、手術に隠された怖ろしい陰謀を知ることになります。
親友だと思っていた医師や結婚したばかりの美しい新妻が、彼を手術中にやむを得ない心臓移植の失敗を装って、殺害に及ぼうとしていることを知るのです。
術中、医師たちの会話を聞き、陰謀の怖ろしさと肉体的な痛みで彼は凄絶な苦しみを味わいます。
しかし彼の母親の意外な行動で、悪事は露見します。
騙された後にさらにどんでん返しが待っている、上質な医療サスペンスに仕上がっています。
こんな寒い朝、人の欲の底知れない奥深さと、おのれの利益のために悪事を働く人間の本性を垣間見て、心まで寒くなってしまいました。
![]() | アウェイク Blu-ray & DVDセット(初回限定生産) |
ヘイデン・クリステンセン,ジェシカ・アルバ,テレンス・ハワード | |
ワーナー・ホーム・ビデオ |
にほんブログ村
映画 ブログランキングへ
↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!