今日は晴れたと思ったら雷がなって土砂降りになったり、千葉市はおかしな天候です
そんな中、近所のシネコンに足を運びました。
観たのは「アナザー」。
学園ホラーらしく、観客は中高生のグループが中心でした。
まずは予告編をご覧ください。
26年前、ある中学の3年3組で少女が亡くなります。
その死を受け入られなかったクラス・メイトたちは、彼女の席に人形を置いて、まるで生きているかのように扱いました。
その翌年から、そのクラスでだけ、何人もが謎の死を遂げることになったのです。
それを防ぐため、一年間、くじで選ばれた生徒を、いない者として扱うことで、死の連鎖は断ち切られます。
理由はわかりません。
一年間、くじで選ばれた生徒を完全に無視できれば、安泰。
ところが、あるとき、転入生がやってきます。
転入生はミステリアスな感じのするいないはずの女生徒、メイに声をかけてしまいます。
その矢先、2人が事故死。
ルールを破ったがための死の連鎖の始まりを予感させます。
対応策として、転入生もいない者として扱い始めます。
いないはずの者同士、急速に仲良くなっていく転入生とメイ。
淡い恋模様までが描かれます。
やがて、1983年当時3年3組にいた生徒から、あのクラスには死者が紛れ込んでおり、それを死の世界へと返せば死の連鎖は断ち切られる、という情報を耳にする転入生とメイ。
しかし、まぎれこんだ死者とは誰なのか。
それを探し、死へと送り返す目的で、夏、クラス全員を集めた合宿が行われます。
誰が死者なのか、疑心暗鬼になるクラスメイト。
暴走する若い魂は、疑心暗鬼の末、バトルロワイヤルの様相を呈し始めます。
やがて明かされる紛れ込んだ死者の意外すぎる正体。
死者を死の国に送り返せば、ほぼ全員がその死者の記憶を失い、死体も消えてしまうため、事件になることはありません。
全編に渡って静かな演出で、恐怖のツボを心得ているな、と感じさせます。
絶叫シーンが無いのが良いですね。
名作と呼ぶにはパンチに欠けますが、まずは及第点の和製ホラー映画だったのではないかと思います。