今朝は小雪がちらついていました。
折しもセンター試験の初日。
センター試験には雪が付き物であるかのごとくです。
こんな寒い朝には、朝風呂で体を暖めて、部屋の暖房を効かせてDVD鑑賞にふけるのがよろしいようで。
自然災害パニック映画、「アフターショック」を鑑賞しました。
これはなかなかの迫力でした。
チリ人のお金持ちの中年男とその友人二人の3人の男がチリを旅行してまわる最中、クラブで酒を飲み、マリファナを吸い、ナンパした美女3人と踊りくっるているところに、大地震が襲います。
パニックに陥る人々。
クラブで大勢の人が亡くなり、命からがら外へ逃げ出すと、むやみと他人を襲って金品を盗むやつ、スーパーなどで略奪するやつ、女と見るやレイプするやつなどが溢れかえり、秩序の欠片もない地獄絵図と化しています。
警察が装甲車で威嚇しても、彼らは装甲車に火炎瓶を投げたりして、警察といえど太刀打ちできません。
そんな中、六人の男女は生き残りをかけてゲームのようなサバイバルにいそしみますが、余震で片腕を失って息絶える者、刑務所が崩壊したために大量脱走した囚人に襲われて殺される者など、次々に死者が出て、最後に残った女が海岸にたどりつくと、まさに津波が襲おうとしている、という場面で映画は唐突に終わります。
結局誰も生き残れないという救いの無さ。
アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」を彷彿とさせます。
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阪神淡路大震災の時も東日本大震災の時も、世界は日本人被災者が暴動を起こすことなく、冷静に行動し続けたことを驚愕の目を持って報道していましたが、なんでそんな当たり前のことがニュースになるのじゃ?と驚きましたが、もしこの映画のような事態が世界標準なのだとしたら、日本人が称賛されるのは当然でしょうねぇ。
しかし自然災害でボロボロになっている上に、暴動や略奪、レイプや殺人が横行するなど、まさに泣きっ面に蜂。
みずから自分たちを苦しめるなんて馬鹿げています。
この映画のようなことが事実なら、こんな怖しいことはないでしょうねぇ。
それにしても救いの無い陰惨な映画、暗い気持ちになってしまいました。
いかにも作り物のホラー映画のほうがよほど気楽に楽しめるようです。
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