イエロー・キャブ

社会・政治

 おっぱいがでかいお姉ちゃんタレントを輩出した事務所のことではありません。
 あの事務所の社長、タレントのお姉ちゃんたちに、お前らの顔はおっぱいまでだ、と豪語したそうですね。

 それはともかく。

 ニューヨークを走っているタクシーのことを、イエロー・キャブと呼びますね。
 今朝の新聞に、イエローキャブの調達をめぐって、奇妙なニュースが載っていました。

 ニューヨーク市がイエローキャブを今後10年間、日産の一つの車種に限定して調達すべし、というお達しを出したというのです。

 解せません。

 どの車種を購入するかはタクシー会社の自由ではありますまいか。

 どういう手続きや規則に基づいてそのようなお達しを出したのかは書かれていませんでしたが、例えばわが国のある地方自治体が、地元のタクシー会社や個人タクシーの運転手に、この車を買え、と強制することは、会計法上許されません。
 公正な競争を阻害し、ある企業に不当に利益を供与する行為だからです。

 で、当然、ニューヨークのタクシー会社は共同して提訴。
 一審で無効判決が出て、ニューヨーク市が敗訴。
 ニューヨーク市はなおも上訴する構えをみせていますが、ちょっと無理筋なんじゃないでしょうかねぇ。

 からくりを知らず、素朴にこのニュースを読むかぎり、日産とニューヨーク市の間でよからぬ取引が行われたのではないかと疑うほうがむしろ自然でしょう。

 日産だって痛くも無い腹を探られるより、公正な競争を勝って受注したほうが企業イメージを保てると思ってるんじゃないでしょうかねぇ。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


人気ブログランキングへ