イラン攻撃、お気は確か?

社会・政治



 米国がイランに攻撃を仕掛けました。
 トランプ大統領、お気は確か?
 地中深くの核施設が標的だそうで、米国しか持っていないという地下深くの施設を破壊することが出来る爆弾だとか。
 当然、イランは報復攻撃にでるでしょう。
 イランは米国及び主に中東に駐屯している米軍基地を標的にすると言っています。
 まずいことになっています。
 これでは戦場が広がり、参戦国も増えてしまいます。
 米国の軍隊が駐屯していると言っても、中東の人々は本音は反米という人が多数でしょうから、米軍基地を乗っ取って人質にするということだって考えられます。
 殺し合いに関しては何でもあり。
よろ多く破壊し、より多く殺害したほうが勝つのです。




 イラク戦争を思い出します。
飛行機で高層ビルに突っ込むという過去に例を見ない大規模なテロ攻撃にあった米国は悪者が欲しくてイラクに大量破壊兵器を持っているだろうと難癖をつけ、戦争を始めましたが、勝利に至ってもイラクから大量破壊兵器は見つからず、米国をはじめとする有志連合は赤っ恥をかきました。
 それでもフセイン大統領を処刑し、ビン・ラーディンを簀巻きにして海に遺体を捨ててしまいました。
 ここらへん、武士道を倫理観の柱とする我が日本国民には理解しがたいところです。
 で、今回のイランとの戦争。
 これからどうなるのか分かりませんが、エスカレートしていく予感しかしません。
 私が恐れる第三次大戦の始まりだとしたら、これはどうしても止めなければなりません。
 でもどうやって?
 我が国には米国とイランとの戦争を止めさせる力などなく、中国もロシアも止めさせる気なんてさらさら無いでしょう。
 むしろ止めさせようとしたら米国と中露の対決が鮮明になってしまいます。
 イランには気の毒ですが、最小限の報復に止めて、戦争の肥大化を避けるという勇気ある賢明な道を歩んでいただく他なさそうです。
 イラン国民が納得するとは思えませんが。