インべージョン

映画

 昨夜はニコール・キッドマン主演の「インべージョン」を鑑賞しました。

 スペースシャトルが地球への帰還の途中、大気圏内で爆発し、その破片が全世界に散らばります。
 その破片に、怖ろしいウィルスが付着しており、世界中に感染者を出します。
 感染すると、睡眠中にウィルスが人体を乗っ取り、ほとんど感情のない、しかし記憶は維持したままの別人に変化してしまいます。
 感染した場合、発症を防ぐのは眠らないこと。
 レム睡眠時にウィルスは爆発的に増殖するからです。 
 ニコール・キッドマン演じる精神科医が、抗体を持っているらしい息子を守るため、奮闘します。
 しかしその怖ろしい地球外ウィルスは、奇妙な副産物をもたらします。
 紛争や犯罪が激減するのです。
 感染した人々は、完全に平等で、争うことのない性質に変化するのです。
 親兄弟も夫婦も他人も、平等に扱うし、宗教の対立もなくなる代わりに感情や個性を失うのです。
 世界から争いがなくなるのは、人間が人間であることを止めたときだ、という外交官がパーティーで発した言葉が暗示的です。

 ストーリーは面白いのですが、見せ方が退屈です。
 パニック・ホラーなのかアクションなのか、あるいは哲学的な芸術映画なのか、中途半端です。
 ニコール・キッドマンは文句なしに美しいので、ファンの方にはたまらないでしょうけれど。

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ジャクソン・ボンド,二コール・キッドマン,ダニエル・クレイグ
ワーナー・ホーム・ビデオ

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