キャビン

映画

 昨夜は一風変わったホラー映画を鑑賞しました。

 「キャビン」です。



 大学生の男女5人が湖畔の別荘に遊びに行き、惨劇に合う、というよくあるパターンなのですが、ストーリーはかなり複雑です。

 古き者、と呼ばれる太古の地球を支配していた怪物が、地下深くで眠りについています。
 その眠りを維持するためには、毎年、5人の生贄を捧げる必要があります。
 5人とは、淫乱、戦士、学者、愚か者、処女です。
 もし古き者が目覚めると、人類は滅ぼされてしまうのです。

 おそらく政府系の機関と思われるNASAの管制室のような大きな部屋で、多くの科学者らが、生贄を捧げるために働いています。

 しかも、失敗しても大丈夫なように、同時に世界各国で同じようなことを行っています。

 冒頭、ある科学者が、「スウェーデン支部が失敗しました」と上司に報告すると、上司は「今残っているのはどこだ?」と質問します。
 すると、「日本支部とアメリカ本部だけです」と応えます。
 「いつものパターンだな。日本支部は今まで失敗したことが無い、我々はいつも二番手だ」、と、日本人の自尊心をくすぐるようなことを言ってくれちゃいます。

 生贄と言っても連行して処刑するのでは駄目で、本人たちが自分の意志で湖畔の別荘に行き、ゾンビだったり半漁人だったり恐竜だったり幽霊だったりを甦らせる儀式を行い、苦痛と恐怖を味わって死ななければなりません。

 それで、各国の機関は、それぞれの国で別荘にカメラを仕掛けて監視し、気温を挙げたり精神安定剤を噴出したり、媚薬をまいたりして、選ばれた五人が全員死亡するよう仕向けるのです。

 ゾンビや怪物は、それぞれの機関が飼っており、ひどいことにどの怪物が選ばれるかで職員たちは賭けをし、無事終わるとシャンパンを開けてパーティーを開きます。

 日本支部が初めてミスを犯し、生贄が幽霊を撃退すると、アメリカ本部は大喜び。

 しかし、喜びもつかの間、愚か者処女が密かに生き残り、しかもこの企みを暴くや、アメリカ本部は大パニック。

 愚か者処女が飼われている怪物たちを解き放ち、アメリカ本部の職員は次々惨殺されていきます。

 果たして人類の運命やいかに。

 ホラーでもありSFでもあり、コメディ要素もある、なかなか痛快な作品でした。

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