キャリー

映画

 今日は年休を取りました。
 で、朝一番で車で10分ほどのシネコンに出かけました。

 「キャリー」を観るためです。

 これはスティーブン・キング原作のホラーと言うよりSFで、1970年代に一度映画化されており、大ヒットを飛ばしました。
 私はリアルタイムでは観ていませんが、後にビデオで鑑賞しました。



 狂信的なキリスト教原理主義者の母親と2人で暮らす女子高生のキャリー
 母親の影響か、地味で暗いため、いじめられています。

 ある時体育の後、シャワーを浴びていたら初潮を迎え、母親から生理について教えられていなかったキャリーは大パニックを起こし、一緒にシャワーを浴びていた女子高生らは面白がって生理用品をいくつも投げつけ、笑い者にしたあげく、動画を撮影してネット上に流出させます。

 激しい怒りを覚えたキャリーは、それをきっかけに強力な念力を持っていることに気付きます。

 初潮を迎えたと知った母親は、生理は神がイブに与えた罰であり、女であることは罪深いのだと、なんとも時代錯誤なことを言ってくれちゃいます。
 自分だってよろしくやったからこそ母親になったんでしょうに。 

 米国の高校では、卒業に伴い、プロムと呼ばれるパーティーを開くそうですね。
 ただし、わが国の謝恩会などとは異なり、カップルで参加しなければならないそうで、プロム直前ににわか恋人になる者がたくさんいるそうです。

 当然キャリーは誰にも誘われないだろうと思っていたところ、学校一のイケメンでスポーツマンで人気者のトミーに誘われます。

 それはトミーの恋人がイジメに加担したことを苦にして最後くらいキャリーに良い思いをさせたいからと、トミーに頼み込んだからです。

 初めて化粧してドレスを着たキャリーは、びっくりするくらい美しく可愛らしく変身します。


 それを見た母親は男の情欲を刺激すると、プロム行きを禁じますが、キャリーは得意の念力で母親を小部屋に閉じ込め、正装してリムジンで迎えに来たトミーとプロムに出かけるのです。

 最初は緊張気味だったキャリーも、トミーの見事なリードと、あまりに美しく変身したキャリーへの称賛を浴びて、心から楽しみます。

 しかし、落とし穴がありました。

 キャリーへのイジメの首謀者だったためにプロムへの参加を禁じられた女子高生が、豚を殺して生き血を手に入れ、それをバケツに入れて舞台の上に吊るし、紐を引いてキャリーを血まみれにしてしまおうと狙っているのです。

 それは見事成功。

 血まみれになったキャリーは怖ろしいまでの怒りを爆発させ、その場にいる者を片っ端から念力で殺害していきます。

 旧作とストーリーは概ね同じですが、異なるのは主演女優。
 旧作は、これはもてないしいじめられるだろうな、という外見なのに対し、今作はなかなかの美少女なのです。


 この美少女が、暗い感じや可愛らしい感じ、怒りまくっている時を見事に演じ分けています。

 怖ろしくも悲しい少女の物語をうまく映画化したものです。

 この手の作品はなかなかオリジナルを超えることができませんが、「キャリー」は今作のほうがよろしかろうと思います。

 あり得ないような強力な念力で破壊しまくるシーンは、不謹慎ながら爽快感が感じられます。

 ストレス解消にお勧めです。

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