ギュスターヴ・モロー展

美術

 今日はパナソニック汐留美術館に出かけました。

 お目当ては、ギュスターヴ・モロー展。

 この人は、私がもっとも偏愛する画家です。




 今回は、女性の絵画を中心とする展覧会でした。

 サロメやセイレーン、一角獣と美女等、神話や文学に登場する悪女や化け物、淑女などを幻想的かつ美的に描いた作品群で、毎度のことながら、圧倒されました。

 特に、船乗りを美しい歌声でおびき寄せ、殺してしまう海の化け物であり美女でもあるセイレーンを描いた絵には釘付けになり、その絵の前からなかなか去ることが出来ませんでした。

 象徴主義の巨匠であり、マチスやルオーにも大きな影響を与えたモロー。

 この人が居てくれて、本当に良かったと思わされました。