「クライモリ」の続編です。
かなり強烈なスプラッターで、前作をしのぐ完成度になっています。
この手の映画で、続編が第1作より優れているのは珍しいのでは?
30年前に閉鎖された製紙工場。そこでは汚水が垂れ流されていました。
その汚水のため、近くの森の住民は引っ越していきますが、一家族だけが残ります。その家族の子供は汚水のせいで遺伝子異常を起こし、醜く、しかも筋肉が異常に発達します。さらに兄弟姉妹で近親相姦し、さらに異常な子供が生まれます。生きる術を失った家族はキャンプなどで森にやってきた人を襲い、これを食糧として生き延びるのです。
そこで、今回はサバイバルゲームのテレビ番組収録に訪れた人々と死闘を繰り広げます。
まずスプラッターの基本ともいうべき残虐シーンがこれでもか、と出てきて、さらにアクション、お色気、さらにはお笑いと、スプラッターとしては完璧です。カメラアングルを頻繁に変えるなどして、飽きさせません。スプラッターを見なれた人でも、予想を裏切る展開の連続です。
ただし、全然怖くありません。
どちらかと言うと滑稽です。
スプラッターもここまできたか、と半ば飽きれます。
お好きな方には、星5つのお勧め映画です。
第3作「クライモリ デッドリターン」もDVDが出ているらしいので、観てみようかなと思っています。