今日は敬老の日ではなかったはずだが、と思いつつ、御年106歳の声楽家、嘉納愛子さんが登場するテレビ番組を興味深く見ました。
明治40年生まれで、今も元気に弟子を指導しています。
山田耕作の直弟子だというから驚いちゃいます。
一人息子は11歳で亡くなってしまい、夫もとうの昔に亡くし、1人暮らしのようです。
毎月1回、グルメ・ローバ・サミットと称するお食事会を開いて次々に皿を空にしていく健啖家。
80歳以上の老婆ばかりで飯を喰らう様からは、人間の欲深さを見せつけられます。
長生きする人はたいてい食欲が旺盛ですね。
やはり食うことは健康の第一のようです。
嘉納愛子さんです。
毎朝化粧を欠かさない洒落者でもあります。
また、90歳から川柳を始めたそうで、ご長寿ならではのブラック・ユーモア溢れる川柳を披露してくれました。
老人太り 三途の川で 乗船拒否
若い者にはたどり着けない境地ですねぇ。
上の川柳を披露した後、「これが理由で今なお死ねないの」と、からからと笑っておられました。
一緒に出ていた91歳の内海桂子師匠は、「年上の人と一緒にテレビに出るのは10年ぶりだ」とあきれ返り、むしろ桂子師匠のほうが年寄然としていました。
こんな風に元気でいられのなら、100歳を超えても生きていたいと心底思います。
寝たきりではしんどいですが。
この人の姿を瞼に焼き付け、ますます健康に留意したいものです。