昨夜は久しぶりに震え上がるほど怖ろしい心霊ホラーを鑑賞しました。
「グレイヴ・エンカウンターズ」です。
米国の超常現象を取り上げる番組、「グレイヴ・エンカウンターズ」。
毎回なかなかの高視聴率をたたき出しています。
日本でいえば、古くは「あなたの知らない世界」、最近では「本当にあった怖い話」といったあたりでしょうか。
しかし「グレイヴ・エンカウンターズ」のプロデユーサーは、超常現象なんてまったく信じていません。
適当にやらせでそれらしい映像を撮って、いかにもな番組をでっちあげているだけです。
今回は1963年に廃止された精神病院の取材。
番組を盛り上げるために、夕方撮影クルーが精神病院に入り、管理人に外から鍵をかけてもらい、翌朝鍵を開けてもらうことにして、徹夜での撮影に挑みます。
そして、恐怖の一夜が始まります。
怖ろしいのは、様々なラップ現象や幽霊の出現ではなく、朝になっても外は真っ暗で、管理人が空けてくれるはずの時間になってもドアは開かず、やむなく外に出られるはずのドアをこじ開けたら、ドアの向こうは外ではなく、病院の廊下だったこと。
結局8時間精神病院跡にとどまるはずが、70時間以上逃れられない状況に陥ります。
そして一人、また一人と謎の死を遂げていきます。
ラスト、一人っきりになったプロデユーサーがプロ根性をみせます。
すべてを録画したカメラに向かい、「グレイヴ・エンカウンターズ」でした、と最後の挨拶をするのです。
この分けの分からなさ加減は名作「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」にも通じる後味の悪さを残します。
久しぶりに震え上がりました。
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