サンフランシスコ平和条約

社会・政治

 あまり話題になりませんが、今日は日本国民が等しく胸に刻むべき記念日です。

 すなわち、サンフランシスコ平和条約が発効し、正式にわが国が独立を取り戻した日です。

 時に1952年。

 戦争終結からじつに7年もの間、わが国は連合国に占領されるという屈辱に耐えなければならなかったわけです。

 この条約によって、台湾、朝鮮半島、南樺太、太平洋の島々などの多くの日本が支配していた土地を放棄させられ、細々と国際社会へと船出したのです。

 同時に日米安保条約も発効。
 わが国は安全保障を他国に頼るという情けない状態になってしまいました。

 嘆かわしいことです。

 そのような状態になってでも、早く独立を回復したいという切なる国民の願いを、吉田茂首相はくみ取ったものと思われます。


 
 不思議なことに、戦前戦中、ひどい被害を受けたと今は喧伝している中韓は、1970年代まではほとんどそのようなイチャモンをつけてきませんでした。
 おそらく、実際に大日本帝国の支配を受けた人々が大勢生存していたため、日本の支配が他の列強に比べて特別苛烈なものではなかったことを、身をもって知っていたためと推測します。

 戦後、わが国は長く冷戦下で不思議な平和を享受し、米国の庇護の下、国防ということにナーバスになってしまいました。

 しかし今、中国の急激な台頭、米国の圧倒的優位の危機を迎え、さらには中韓による歴史を歪曲してわが国を貶めるネガティブ・キャンペーンなど、危機的状況にさらされています。

 ここはしっかりとした防衛力を維持し、さらに増強するとともに、米国のみならず欧州や豪州、アセアン諸国などとも連携し、この危機を乗り切らなければなりません。

 それこそが、日本国憲法及びサンフランシスコ平和条約の精神に合致するものと考えます。

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