サービス出勤

仕事

 今日は土曜日ですが、昨日の京都での会議の残務整理のため、午前中、半日だけですがサービス出勤しました。
 残業も嫌う私がこのようなことをするのは異例中の異例。
 来週のスケジュールがタイトなため、仕方ない仕儀となりました。

 当たり前ですが、休日の仕事ははかどります。
 電話はかかってこないし、職場内の他の職員から質問を受けたり打ち合わせの要請が来ることがありませんから。

 雨だし、家にいてもごろごろする以外仕方ないので、たまには良いかと、自分を慰めています。

 そうかと思うと、毎週土日出勤をしている者もいます。
 40歳過ぎて独身で、一人暮らしの男です。
 自宅では風呂にも入らないケチケチ生活をしているそうですから、職場に来てテレビを見たり新聞を読んだり、職場にある風呂に入ったりしているようです。
 気持ち悪いですねぇ。
 若い女性職員から激しく嫌われています。

 ていうか、労務規律に違反しているのではないでしょうか。
 その男のために電気をつけ、暖房をつけ、それでいて仕事をしているわけではないのですから、電気泥棒と言っても過言ではないと思います。
 管理職はなんで注意しないのでしょうね。

 不思議。

 ワーカ・ホリック=仕事中毒というのが問題になった時期がありました。
 家庭や地域社会の責任を放棄し、生活の糧を得るためのものでしかない仕事にのめりこむ人々のことです。
 わが国には滅私奉公を良しとする風潮が残っており、それがワーカ・ホリックを生みだす土壌になっているのでしょうね。

 でも私に言わせれば、毎日大残業したり休日出勤を繰り返すのは、要するに時間管理ができていないだけのこと。
 勤務時間というのは定められているのですから、それに間に合うようにスケジュールを管理するのはサラリーマンにとって必須のスキルだと思います。
 もし大残業や休日出勤をしなければどうしても追いつかないのだとしたら、直属の上司や労務担当の管理職に相談して、分担を減らしてもらえば良いだけです。

 大人には三つの責任があると思います。
 まず第一に家庭での責任。
 家事を分担したり、家計を管理したりすることですね。
 第二に地域社会での責任。
 私で言えばマンションの管理組合の活動に参加したりすること。
 最後に来るのが職場での責任。
 きちんと仕事をすることです。

 職場での責任を最後に据えたのは、条件がよい仕事が見つかれば転職するでしょうから、職場への持続性は家族や地域社会に比較して破格に小さいと思うからです。

 仕事と言うのは一歩引いて、冷静に行わなければなりません。
 熱くなったり感情的になったり、まして仕事にのめり込むなど、ミスを生む元にしかなりません。

 えてして仕事嫌いを公言する人のほうが、嫌いなことから早く逃れたくてすばやく終らせ、しかもミスをするともっと面倒なことになるのでチェックを厳重にしたりして、結果的に成績優秀でかえって仕事が増えたりします。

 世の中うまくいかないものですねぇ。

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