昨夜はサイコ・スリラー仕立ての、じつは人間ドラマを鑑賞しました。
「ザ・ギフト」です。
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夫の転職に伴い、夫婦で夫の地元に引っ越したサイモンとロビン。
家具屋で、偶然サイモンの高校時代の友人と称するゴードと出会います。
ゴードはサイモンとの再会を喜びますが、サイモンはゴードと会っても、すぐには思い出せません。
やがて、ゴードから、様々なプレゼントが贈られるようになります。
ネタバレになりますが、かつてゴードはサイモンにいじめられており、贈り物の連続はサイコっぽい恐怖を醸し出します。
最初はゴードが気味悪いやつに見えますが、サイモンの過去の悪、現在の会社で出世するための小ずるい手法などが暴かれ、サイモンも相当なやつだと気付かされます。
サイモンの真の姿を知り、ロビンは夫に不信感を抱くようになります。
そして、壊れていく夫婦関係。
サイコ・スリラー風の味わいで始まりますが、人間の本性を問う、人間ドラマの様相を呈してきます。
派手な演出はありませんが、人間の怖ろしさがじわじわと胸に迫ってきます。
本当はこういうのを、怖い映画と言うのかもしれません。
夜長、人間性というものを考えさせられる作品でした。