ザ・ハント

映画

 今日は久しぶりにDVDを鑑賞しました。

 「ザ・ハント」です。
  


 お金持ちが貧乏人を全米各地から10数名、睡眠薬を盛って誘拐します。
 目が覚めたら森の中。

 大きな木の箱があり、開けてみると大量の武器弾薬と、なぜか仔豚が。

 そして突然の銃撃。
 貧乏人たちは武器を手にてんでんばらばらに逃げ出します。

 人間狩りです。
 この人間狩りの特異な点は、狩られる獲物たちに武器弾薬が与えられていること。
 そのため、狩るだけでなく、狩られるかもしれない、という緊張感を狩人たちに持たせます。
 暴力が双方向性を持つため、戦争映画を観ているかのような錯覚に囚われます。

 国道に出てガソリンスタンドにたどり着き、助かったと思ったらガソリンスタンドを経営する老夫婦も狩人だったり。
 貧乏人の仲間だと思ったら狩人たちが放ったスパイだったり。
 様々なくすぐりが用意されています。

 そして最も驚いたのが、グリーンベレーか、と突っ込みたくなるような、戦闘に長けた女が貧乏人のなかにいること。
 この女の存在が、物語を大きく左右します。

 肩の凝らない娯楽作品でした。