シャッター・ラビリンス

映画

 今日は暖かい部屋に閉じこもってDVD三昧。
 本日2本目のDVDは、「シャッター・ラビリンス」です。

 舞台はスペイン。
 水族館に勤めるシングル・マザーのマリア。
 休暇をとって、幼い息子、ディエゴとともにフェリーである島に向かいます。
 フェリーで眠っている隙に、ディエゴは行方不明に。
 マリアは半狂乱になりますが、ディエゴは見つからず、半年が経ちます。
 島の警察から、ディエゴと見られる水死体が上がったとの報せを受け、マリアは確認のため現地に向かいます。
 しかし遺体は、ディエゴではありませんでした。
 念のためDND鑑定をするよう警察に懇願され、検査技師が到着するまで三日間に島に滞在することになります。

 同じようにフェリーで息子が行方不明になった母親が島に住んでいると聞き、会いに行くマリア。
 その母親に、幼い男の子を誘拐する組織の存在を暗示されます。
 ここからマリアの、無駄に長くて思わせぶりなディエゴ探しが始まります。

 少々中弛みします。

 オチは意外なものではありません。
 謎があるようでなく、秘密があるようでありません。
 どこまでも思わせぶりな作り込みになっています。

 この映画の最大の欠点は、息子を失った母親に感情移入できない点。
 要するに旅先で幼い子どもから目をそらしたことがそもそもの原因ですから。
 それを悲劇のヒロインのように見ることはできません。

 題材は悪くないのですから、もう少し脚本と演出を変えれば、大化けしたのではないでしょうか。
 残念な作品です。

シャッターラビリンス [DVD]
エレナ・アナヤ,マール・ソデュープ,ベア・セグラ
SHOCHIKU Co.,Ltd.(SH)(D)

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