昨夜はかなり重いダーク・ファンタジーを鑑賞しました。
「シャドウズ・ゲート」です。
結婚を約束した最愛の女性、ケイトを学生時代に火事で喪ったジョシュ。
その後なんとなく結婚して2年が経ちますが、ケイトを忘れられないジョシュと妻との仲は最悪です。
仕事もせず、ひどい不眠症に悩むジョシュ。
医師に睡眠薬の処方をねだり、医師はしぶしぶ処方します。
その薬を飲んで眠りに落ち、目覚めると死んだはずのケイトが。
ケイトはジョシュが長いこと昏睡状態だったと告げ、これで新婚生活を楽しめると喜びます。
するとケイトを亡くし、愛の無い結婚生活をおくっていた悲惨な日々は夢だったか、と思ったところで目を覚まし、現実はあくまでこの悲惨な生活で、ケイトとの新婚生活こそが夢だったのだと気付きます。
甘い夢を楽しむために睡眠薬を乱用するジョシュ。
眠ってはケイトとの生活を楽しみ、覚めてはすぐに処方の何倍もの睡眠薬を飲んで眠る薬物中毒の日々。
医師に睡眠薬の処方を断られ、ついには薬局に盗みに入る始末。
しかしやがて、甘いはずの夢の生活にも、暗い影がしのびよります。
現実は薬物中毒で泥棒をはたらいた犯罪者、夢の世界ではジョシュを憎むケイトの父親の出現により、醜くゆがんでいきます。
もはや行き場を失ったジョシュはどういう生き方を選ぶのか。
世界各地の映画祭で絶賛されたというこの作品、重すぎて観ているのがしんどくなります。
よくもまぁこんな暗い話を飽きさせずにみせるものだと、変なところで感心しました。
力作であることは認めますが、しんどすぎて好きにはなれません。
![]() | シャドウズ・ゲート [DVD] |
ライアン・バレット,エミリー・アラトロ,ジェニファー・ポランスキー,ダニー・ブルージ,サミュエル・S・ボーンステイン | |
発売元:CURIOUSCOPE/販売代理:アルドゥール |
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