シリアル・ラヴァー

映画

 昨夜はフランスのサスペンス・コメディを鑑賞しました。
 「シリアル・ラヴァー」です。
 フランス映画はどこか洒落た感じがしますね。
 「アメリ」なんかも当時のシラク大統領が絶賛していましっけ。
 私も映画館に足を運び、幸せなひと時を過ごしました。
 「デリカテッセン」という終末的な世界を描いたコメディもシュールで良かったですねぇ。

 女編集者クレール、35歳の誕生日。
 彼女は三人の男と付き合っていますが、誰と結婚すべきか決めかねています。
 そこで誕生日のディナーに3人の男を同時に招待し、誰と結婚するか見定めようというのです。
 しかもクレール、35歳にしては老けているし、フランスの女優らしい可愛らしさがまるでないのです。
 自分勝手でわがまま。
 なんで3人もの男に愛されるのか分かりません。

 クレールが台所で包丁を持って料理をしているところ、3人のなかの1人のひょうきん者が、後ろから彼女を驚かせようとして、驚いた彼女が振り向いた矢先、包丁が男の胸に刺さって男は死亡。
 死体を冷蔵庫に隠してディナーを続けますが、酔っぱらった男がバスルームでクレールといちゃつこうとして、抵抗したクレールは鏡を割ってしまい、鏡の破片がいくつも男の体に刺さって死亡。
 その間、近所を二人組の強盗が逃走中とのことで、何度も警察がやってきます。
 そして最後に残った男もちょっとした事故で死亡。
 途方に暮れているところに、妹がサプライズと称してイカレタ若い男女30名以上を引き連れてクレールの部屋を訪れ、どんちゃん騒ぎ。

 果たしてクレールは殺人犯として捕まるのか。

 ハチャメチャぶりが素敵なコメディです。

 それと、クレールが自己保身しか考えず、死んだ三人の恋人を惜しむ素ぶりすら見せないドライさが、この作品にブラックな要素を盛り込んで好感が持てます。
 クレールが可愛くも美人でもないところがまた良いですねぇ。
 痩せすぎて気持ち悪いくらいです。

 フランスのコメディ、なかなかのものです。

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ミッシェル・ラロック,アルベール・デュポンテル,エリーズ・ティエルローイ,ミッシェル・ヴェイエルモーズ
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アメリ [DVD]
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パンド


デリカテッセン [DVD]
ドミニク・ピノン,マリー=ロール・ドゥーニャ,ジャン=クロード・ドレフェス
ジェネオン・ユニバーサル

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