シー・シェパード

社会・政治

 シー・シェパード、日本が調査捕鯨を中断してしまったため、窮地に追い込まれているらしいですね。
 クジラやイルカの保護活動をやるから、ということで多額の寄付を受けていたわけですが、肝腎のクジラやイルカを捕獲しようとする輩がいなくなったのでは、活躍の場がなく、商売上がったりというわけです。
 目的を達成してしまうと仕事を失うとは、悲しい海上テロリストですねぇ。
 用心棒も、店で騒動を起こす悪ガキや、敵のヒット・マンがいなければ、用無しになってしまうのですね。

 で、シー・シェパード、今度は鮫の保護に乗り出すようですね。
 ヒレを取るためだけに殺害するのは残酷だ、という理屈のようです。

 しかし今度は相手が手ごわいですよぉ。
 中国の密漁船が主ですからねぇ。
 日本政府が行う調査捕鯨なら、どんなテロ攻撃を受けても、無法な反撃はしませんが、中国人で、しかも密漁者。
 当然、銃火器を保有しているでしょうし、相手が民間パトロールでしかないシー・シェパードとなれば、容赦はしないでしょう。
 なにしろシー・シェパードは逮捕権なんかないんですからね。
 自国の海上保安船か、軍艦に護衛してもらわないと命が危ないというもの。

 そうは言っても悪名高いシー・シェパードに米国政府やオーストラリア政府が護衛をつけるでしょうかねぇ。
 はなはだ疑問です。

 もしかしたら中国政府が自国民保護を名目に軍艦をさしむけるかもしれませんね。
 今の中国は鼻息も荒く、折あらば勢力を拡大せんと狙っていますから、海上テロリストを一掃するという意味で、面白いことになりそうです。

 それにしても人間、動物にしても魚介類にしても植物にしても、命を奪わなければ生きられないという業を背負っているのですから、この生き物を殺すのは残酷で、あの生き物を殺害するのは残酷ではない、なんて誰にも言えないとおもうんですけどねぇ。

シー・シェパードの正体 (扶桑社新書)
佐々木 正明
扶桑社
世界クジラ戦争
小松 正之
PHP研究所

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