昨夜は英国のゾンビ物「ゾンビ・クロニクル」を鑑賞しました。
英国内では、ゾンビ・ウィルスに感染する者が続出。
もはや国家としての体をなしていません。
ある陸軍基地は基地中の有刺鉄線を二重三重にはりめぐらせ、なんとか安全を確保しています。
しかし、食糧も底をつき、町のスーパーにトラックで物資を奪いに行きますが、その都度犠牲者が出る始末。
やがて無線で海岸にある基地から、オランダは平穏であるらしいので、二日後、船でオランダに渡る、ウィルスに感染していない者は急ぎ海岸の基地に参集されたし、との情報が入ります。
半信半疑の兵隊たち。
しかし士官すべてを失って、伍長でありながら基地の責任者となった者が、生き残った数名とともにトラックで海岸の基地を目指すことを決意します。
しかしトラックもじきに動かなくなり、徒歩でゾンビの群れを倒しながらの進軍。
おまけに途中、銃で武装したギャングとの抗争を繰り広げるなどし、部隊は一人また一人と仲間を失っていきます。
やっとたどりついた海岸の基地。
しかしそこにもゾンビ・ウィルス感染者が大挙して押し寄せており、多くの軍人はゾンビ・ウィルスに感染するぐたいならと、自殺しています。
ラスト、船が来ない浜辺で呆然と立ちすくんでいると、一組の夫婦がたたずんでいます。
聞けばオランダ人とのこと。
オランダは壊滅したが、英国は島国だからゾンビ・ウィルスが上陸していないという噂を聞いて渡ってきた、というのです。
たちつくす伍長。
「猿の惑星」のラストを思い起こさせます。
あまりに絶望的なラスト、終末的な風景、ゾンビ物としてはきれいに撮られていましたね。
「28日後」、「28週後」のような圧倒的な迫力と終末観は感じられませんでしたが、ネタが出尽くした感のあるゾンビ物としては、頑張っているほうなのではないかと思います。
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