チャイルド・コレクター

映画

 雨の多い町で幼女連続殺人が起きる映画「チャイルド・コレクター」を観ました。
 幼女の遺体はいずれも沼や池で発見されており、この映画が水と深い関係にあることを連想させます。

 デニス・ホッパー演じる定年間近の老刑事が事件を担当します。
 一方、警察署長は、市長に命じられてマフィアのボスに犯人の暗殺を依頼します。
 狂犬のような二枚目のマフィアが犯人を追い詰めていきます。

 老刑事と家出した娘との再会、犯人の少年時代のトラウマ、市長や警察署長とマフィアとの癒着。

 あまりに多くの題材を取り込みすぎて、かえって薄味の映画に仕上がっています。
 善人面した老刑事が、最期には怒りを爆発させて、この映画には悪人しか出演していなかったことが知れます。

 あまりにも多くの狂気を演じてきたハリウッドの異端児、デニス・ホッパーが渋い良い味をだしていましたが、彼には役不足だったのではないかと思います。

チャイルド・コレクター~溺死体~ [DVD]
デニス・ホッパー
エムスリイエンタテインメント

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