暑さにやられて外出する気が起きず、DVDを鑑賞しました。
おっかない老婆が活躍する「テイキング・オブ・デボラ・ローガン」です。
博士論文執筆のため、認知症の老婆を密着取材する3人。
その老婆が、デボラ・ローガンです。
最初は物忘れが激しくなったりする程度の、いかにもな認知症ですが、異常な夢遊病、妄想などが現われ、統合失調症と診断されます。
しかし、夜中に森でガーデニングをしたり、自分の皮膚を指で剥いだり、挙句の果てには浮遊したり、認知症とはとても思えない行動が現われ、一緒に暮らす娘は何かに憑依されたものと疑います。
そこへもってきて、30年前4人の少女を殺害した後失踪した小児科医と老婆が知人であったことが分かり、娘は小児科医の霊が老婆に憑依しているものと確信し、それを祓おうとするのです。
隣に住む気の良いじいさんが老婆の長年の友人で、良い味をだしています。
わりとしっかりしたストーリーで、飽きさせません。
そしてまた、婆さんの怖ろしいこと。
心霊ホラーなどで悪魔やら霊やらに摂りつかれるというと、美少女と相場が決まっていますが、今回は老婆。
年寄りは頑固で、しかも元々の外見がお化けっぽいので、老婆が摂りつかれて大活躍するという発想は盲点でした。
今後こういう映画が多く作られるかもしれません。
しかし、老婆には悲しい過去があり、それが今回の一件と関係していることが仄めかされ、なんだか婆さんが可哀相になってきます。
わりと楽しめました。
![]() | テイキング・オブ・デボラ・ローガン [DVD] |
ジル・ラーソン,アン・ラムゼイ,ミシェル・アン,ブレット・ジェンタイル,ジェレミー・デカルロス | |
アメイジングD.C. |