午前中、職場のトップと面談しました。
職員の希望や不満を直接トップが聞こうという趣旨で、常勤の職員全員と15分づつ面談するものです。
やや心外だったのは、もう最後(今のところ)の病気休暇から5年ちかくもきちんと出勤しているにも関わらず、私の体調を心配していたこと。
私は、「医者が言うには、がん患者の場合5年生存率という言葉があるように、精神障害の場合も5年再発しなければほぼ完治したと言える、と言われており、自覚的には症状は無い」と述べました。
それを聞いたトップは大層喜び、私の次に面談した直接の上司に、「とびおさんが元気になって良かった」と言ったそうです。
裏を返せば、精神障害で長期の病気休暇を取った場合、5年経ってもそれが問題視されるということ。
私の職場には、20年ちかく、数か月出勤しては1年くらい休むことを続けている者がおり、それと同類と思われているのかもしれません。
しかし1年続けて出勤したことが無い人と5年続けて出勤している私とでは、明らかに違うと思うのですがねぇ。
もちろん、同病相哀れむで、その人の心中を思うと同情に耐えないことは事実ですが、職場は仕事をして給料をもらうところで、リハビリや生活保護のためにあるのではありません。
まともに働けないのであれば、障害者年金をもらうなり生活保護を受けるなりして、無理に職場復帰をしてはまた倒れるを繰り返すべきではありません。
気の毒ではありますが、病状に合った生き方を模索したほうがよろしいでしょう。
厳しいことを言うようですが、実社会は荒波ゆれる海のようなもの。
プールでしか泳げない人が渡っていけるほど甘いものではありますまい。
心身の故障により職務に耐えられないとトップが判断すれば、解雇することができる規則になっています。
今までこの規則が使われたことはありません。
なぜならそのような人がいた場合、勧奨退職ということにすれば退職金が跳ね上がるので、自発的は退職を勧奨し、自ら辞めるように画策してきたからです。
しかしその人はそれに応じません。
ここは伝家の宝刀を抜くべきではないかと、同じ病に苦しみ、復活した者としては、切実に願います。