ニートの日

社会・政治

  2月10日はニートの日
 各地でニート祭りなるやけくそ気味のお祭りが開かれているようです。



 写真は下北沢のニート祭りの様子です。

 学業をしておらず、仕事をしておらず、就職訓練などもうけていない人々をニートと呼ぶようになってからずいぶんたちました。
 当初は15歳から34歳までの若者をさす用語でしたが、今や40歳を超えた高齢ニートが溢れかえっていますね。

 わが国は少子高齢化で、若者の労働力が足りなくなると危惧されていますが、そもそも若者が職に就かないのでは、前提が崩れてしまいます。
 20代後半くらいで、健康であるにも関わらず仕事をえり好みして生活保護をもらう者も多いとか。
 一度生活保護をもらって暮らす味を覚えたら、抜け出すのは大変でしょうねぇ。
 働かなくても月々12~13万円くらいもらえるのですから。
 家でごろごろしていれば、その程度の収入でも暮らせるでしょう。

 まさに極楽ですね

 しかも生活保護になると医療費は原則無料。
 年金生活者や低所得者より生活保護者のほうが良い暮らしができる、と言い切る人もいます。
 医療を無料にして健康を得て、生活保護費を払う期間がますます増えちゃいますねぇ。

「働いたら負け」とか、「日本には過労死するほど仕事があり、自殺するほど仕事がない」とか、なかなか面白い迷言がニートの口から聞かれます。

 そして、某ニートから発せられた勤労者へのきっつい一言。
「そんなに休みたいなら辞めればいいのにね」って、それをいっちゃぁおしまいでしょう。
 私もほとんど毎朝、今日は休んじゃおうかなと思いながら、いやいや出勤していますからねぇ。

 今後、細い親の脛をかじって生きてきたニートの群れが高齢化して、その必然として親が亡くなり、かじる脛がなくなったら、今度は大挙して生活保護を申請するんでしょうか。

 怖ろしいですねぇ。

 少子高齢化に+して、ニートの大群の動きが、わが国の将来を見えにくくする変数になっているようです。

 不本意な仕事に就くのは死ぬほど嫌なのはよく理解できますが、この際なんでもいいから就職活動をしてほしいものです。
 パートからアルバイト、アルバイトから非正規雇用、さらには正規雇用と、食うために働くという当たり前の人生を取り戻してほしいものです。
 不本意な仕事が辛いのではなく、そもそも仕事は辛いものです。
 たとえ憧れの職業に就いたって、嫌なことのほうがはるかに多いものです。
 この際、仕事なんてどれも辛いんだと割り切ってみてはいかがでしょう。
 辛いことをせずに金を貰おうなんてふざけた話です。
 給料は我慢料だと思えばなんとか耐えられるのではないでしょうか。

「負けた」教の信者たち – ニート・ひきこもり社会論 (中公新書ラクレ)
斎藤 環
中央公論新社
ニート―フリーターでもなく失業者でもなく (幻冬舎文庫)
玄田 有史,曲沼 美恵
幻冬舎
こどもニート、大人ニート―タイプ別脱出プログラム
神山 新平
草思社

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