新感覚サスペンス「ハンターズ」を鑑賞しました。
郊外にある廃墟となった軍施設の要塞。
ここでは、密かに5人の男たちが人間狩りを楽しんでいます。
そのことにアフガン帰還兵の刑事が気づき、単身乗り込み、ハンター達と対決します。
この映画の斬新なところは、人間狩りを楽しむ極悪人たちの内面の弱さを丹念に描いたこと。
人間狩りの映画というと、ジェイソンにしろフレディにしろ、人間離れした怪物が登場するイメージがありますが、「ハンターズ」では、不眠症や自らが犯した悪事の悪夢に悩む男、妻との冷え切った関係性に苦しむ男などが登場して、犯人たちに感情移入しやすくなっています。
また、刑事と町を出たいと願う美女との淡い恋などが描かれ、寒々しくも美しい冬の田舎町を舞台に、この手の映画ではあり得ないロマンティックなBGMが流れ、一瞬、文芸映画と見まごうばかりです。
前半テンポが遅くてやや退屈ですが、要塞でのハンターたちと帰還兵の刑事との壮絶な闘いは見応え十分です。
観て損はない作品だと思います。
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スティーヴン・ウォーディントン | |
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