ババ抜き

文学

 昨夜はババ抜きを題材にした心理サスペンス「ジョーカー・ゲーム」を鑑賞しました。

 「バトル・ロワイヤル」以降、「カイジ」、「ライアー・ゲーム」に続く、生き残りを賭けたゲームを行う和製心理劇です。

 予告編をご覧ください。
 

 文部科学省の特別教育プログラムにより、ランダムに選んだ高校のあるクラスの生徒が山中の廃校で四日間の合宿を行います。
 目的は次世代のリーダーとなるべく、権謀術数、指導力、人間関係などを学ばせる、というふれこみです。

 ルールは簡単。
 クラス全員でババ抜きをやるのです。
 最後までジョーカーを持っていたものが負け。
 負けた者がどうなるか、分からずに初日のゲームが始まります。
 和気あいあいとゲームを始める少年少女たち。
 ゲームが終わり、敗者が確定すると、突然警備員数名が教室に入ってきて、敗者に何やらを注射。
 敗者は泡を吹いて倒れ、警備員に連れ去られます。
 先生の説明によると、運が弱く、ジョーカーを誰かにひかせる知恵も無いような者は、将来が心配なため、矯正施設に送られるんだとか。
 震え上がる生徒たち。
 あと3日、このゲームを続けなければなりません。

 このゲームには、契約システムというものがあります。
 自分のカードを全部別の者に引き受けてもらう、という契約です。
 7名以上の者のカードを引き受け、勝ち残れば、翌日からゲームに参加しなくてもよくなります。
 カードを託した者も同様。
 ただし、引き受けた者には希望する大学に無試験で入学できる、という特典がつきます。
 その者が負けてしまった場合、連帯責任ということで契約した者も全員矯正施設送り。
 人の心理をついた、たくみなルールですねぇ。

 翌朝、四人の生徒が教室に表れません。
 ゲームに負けてしまった者は矯正施設送りですが、ゲームを放棄した者は、将来社会に適応できないだろうということで、即刻死刑。

 少年少女たちの人間関係は微妙に変化していき、疑心暗鬼が渦巻きます。

 ババ抜きというのは単純なようでいて、奥深いものだと思いました。
 
 そして良い味を出しているのが、いかにも面倒くさそうなヒゲ面の中年男性教師。
 いかにも仕事だから仕方なく教員をやっています、という雰囲気が、どこにでもいそうで共感できます。

 その他にも、美少年、美少女が揃っており、妙に小ざっぱりして清潔な感じの映像も好感が持てます。

 まずまず楽しめました。

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