テレビのニュースショーで、ジュリアナ東京の一夜限りの復活の様子が放送されていました。
バブル全盛時、私は大学生で、世の中の狂気じみた浮かれ騒ぎを、冷ややかに見ていました。
私が社会人一年生の時、バブルははじけ、世の中は失われた10年へと向かっていきました。私の社会生活は、始まりから、暗鬱な空気に包まれていました。
小泉首相の登場で、国家公務員だった私は、独立行政法人職員となりました。
給料は上がらず、人が減らされ、仕事は増える。職場のシステムは大変革を迫られる。そのストレスに耐え切れず、精神病を発症しました。
そして、今、年金やら、景気後退やら、赤字国債やらと、嫌な話ばかりです。
無常を感じずにはいられません。
精神病と社会状況のダブルパンチで、私はすっかり白けてしまいました。
それでも、生きなければならない。
そのしんどさに、私は呆然とするのです。
バブル
