パンケーキ

社会・政治

 家に閉じ籠っているのもいい加減飽きて、繁華街に出かけなければよいのだろうと、ご近所を2時間あまりも散歩しました。

 散歩の途中、喫茶店に寄って、パンケーキと珈琲の昼食をとりました。
 私としてはかなり珍しい昼食です。
 まぁ、たまにはよいでしょう。

 昼食をとって元気になり、さらに歩き回りました。
 歩くと言ってもただの住宅街。
 しかし、近くても普段歩くことのない所ですから、なかなかに興味深いものでした。

 連休も明日で終わり。
 寂しいですねぇ。

 帰宅して新聞を広げたら、中国の空母群が第一列島線を航行したとかで、それに危機感を覚えた日米は、それぞれ駆逐艦と護衛艦で空母をはさむようにして進んだと書かれています。

 中国は遅れてやってきた帝国主義国家のようで、なりふり構わぬ乱暴ぶりは、滑稽ですらあります。
 しかし滑稽だと笑ってみたところで、かの国には痛くもかゆくもないわけで、だからこそ日米は軍艦を並走させたのでしょう。

 中国は台湾を力づくで奪う腹だという説があって、それは信憑性が高い分析だと聞きましたが、そこまでやったら主要先進国すべてを敵にまわすことになりますから、そんな馬鹿げたことをやるだろうかという気もあります。

 それにしても人間というもの、どこまでいっても争いごとが好きなようで、猿より毛が3本多いだけの愚かな生き物なのだと、実感させられます。

 台湾を支配下に置き、尖閣諸島をうばい、太平洋の覇権を狙って、米国の海を中国の海にするという野望がかなったとして、それが何だというのでしょうね。

 わが国もかつて太平洋を挟んで敵対した米国とことを構え、多くの犠牲者をだし、善戦空しく敗れてしまい、屈辱的な戦後を過ごしてきたという苦い経験があります。

 わが国には未だに多くの米軍基地があり、軍事的には米国の属国でしかありはしません。

 自国の防衛を自国ではできず、かつての敵国に守られているとは情けないことです。
 それに有事の際、米国が自国の兵隊の命を危険にさらし、わが国を守ってくれるかどうかは分かりません。
 米国は何もおせっかいでわが国を守るわけではありますまい。
 自国に利益があるからわが国に多くの基地を保っているのでしょう。
 自国の利益にならないと思えば、とっとと米国に帰ってしまうでしょう。

 当たり前です。

 日本人が日本を守らずして、誰が守るというのでしょう。

 パンケーキなどという舶来の食い物を食って喜んでいる場合ではありませんね。