ピュア・カウンセリング

精神障害

 建国記念の良き日を迎えながら、私の心はざわついています。

 私が所属する部署のボスがひどい威張り屋で、しかも無能であることはこのブログに書きました。

 20代前半の後輩が、このボスにネチネチとつまらぬ指導というかハラスメントを受け、適応障害を発症したと言うのです。

 先週2日間休み、風邪だと思ったが、内科で心のほうじゃないかと言われ、心療内科を受診して適応障害と診断され、抗うつ薬が処方されたとか。

 後輩はまずボスのさらに上の役職者にことのしだいを報告し、私が経験者だと知っていたことから、私にピュア・カウンセリングを求めてきました。

 ピュア・カウンセリングとは、病気の経験者が現在苦しんでいる者にカウンセリングを行うことで、自助グループなどは集団ピュア・カウンセリングと言えるでしょう。

 適応障害というのはストレスの原因が明確である場合のうつ状態のことで、ストレスの原因を取り除けばわりと早く治ります。
 皇太子妃が10年も苦しんでいるのがこの病気ですが、私は離婚して皇室から離れなければ完治しないだろうと見ています。

 相談を受けた上司は、4月1日に異動させるから3月いっぱい休んだらどうかと提案してきたそうで、これは賢明な判断です。

 一番いけないのが「頑張れ」とか「我慢しろ」とかいうもの。
 次にいけないのが、様子を見る、と称して何もしないことです。

 休んでよいといわれれば、実際には休まなくても、いつでも休めると思って気が楽になるものです。

 後輩は「3月末まで我慢すれば異動できるのなら出勤します」と応えたようです。

 それでも私に相談してくるというのは、やっぱりしんどいのだろうと、同情に耐えません。

 私は、とにかく我慢せず、早めに休むことを勧めました。
 私自身が、我慢を重ねて悪化させた経験があるからです。

 それにしても、威張り散らして職場の雰囲気を悪化させている小心者の管理職には我慢なりません。

 私は4月にご注意申し上げて以来遠ざけられているため、直接被害を受けることはありませんが、相当陰口を叩かれているようです。

 しかし、あんな奇妙な管理職に陰口を叩かれるというのは、むしろ私がまともである証拠みたいなもので、多いに悪口を言ってもらいたいぐらいにしか思いません。

 まだ若い後輩、1人暮らしで悶々としているかもしれませんねぇ。
 相談には乗れますが、立場を入れ替えることはできません。
 彼が直面しているのは、若くて素直な男の部下、という立場。
 彼が抱える仕事を引き受けたところで、彼の立場は変わりません。
 そもそも仕事が病気の原因ではありませんし。


 とにかく我慢しないことです。

 経験者だけに、発症した者を見るのは辛いですねぇ。
 そのしんどさが手に取るように分かりますから。