フランスのアルカイダ

社会・政治

 フランス南部のユダヤ人学校で銃を乱射して児童3人と教師1人を殺害、別件でフランス軍兵士3人を殺害したとされるメラ容疑者、フランス警察の特殊部隊に殺害されましたね。
 立て籠もりは30時間以上におよび、フランス警察は投降するよう説得を続けましたが、しびれを切らした模様です。

 犯人はアルカイダのメンバーを自称しており、それが真であれ嘘であれ、アルカイダは彼を殉教者に仕立て上げるでしょう。

 フランスはイスラム圏から多くの移民を受け入れており、これが社会の不安定要因になっていることは間違いありません。
 イスラム教徒がすべて過激なわけではありません。
 しかし、他の大宗教に比較してイスラム教徒に過激な者が多いことは確かなことに感じます。

 イスラム教の創始者、ムハンマドは、「人を殺すのは悪い。しかし、アッラーの神を信じないことはもっと悪い」と言って宗教戦争を戦いました。

 バドル、ウフド、ハンダクの三つの戦いですね。

 キリスト教にしても仏教にしても、宗教戦争はありましたが、教祖自らが軍を率いて戦ったことはないですね。
 でもこれ、大きな違いではないかと思います。
 教祖が没した後、信者が勝手に戦争を始めるのと、教祖が戦うのとでは。

 わが国もこれから少子高齢化がますます進み、労働人口の減少に悩まされることになるでしょう。
 その時、外国から労働力を受け入れようという話が必ず出てくると思います。
 ていうかすでに今、東南アジアからわが国の介護の仕事に就いてもらおうという施策が実行中です。
 結局給料が安くて肉体的にきつい仕事から外国人にやってもらおうとするのですよね。

 移民を受け入れる場合、差別の発生が危惧されます。
 それが現在のフランスなどで起きている移民問題の根本原因です。
 困った時だけ歓迎して、仕事が無くなったり移民が増えすぎたりすると差別的な態度に出る。
 これでは同じ人間である移民だってたまったものではありません。

 私はじつは、移民の受け入れには絶対反対です。
 わが国の労働力が不足して、現在のような繁栄を享受できなくなるかもしれませんが、それは甘んじて受ける他ありません。
 問題の種を自ら作ることはありますまい。

預言者ムハンマド (PHP新書)
鈴木 紘司
PHP研究所

 

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