ブラッディ・ツイン

映画

 DVDで「ブラッディ・ツイン」を鑑賞しました。

ブラッディ・ツイン [DVD]
アラーナ・レビアージ,ニナ・キリ,アダム・クリスティ
ギャガ

  



 バニシング・ツイン・シンドロームという現象を元に、話を大きく広げたホラーの佳作です。

 売春婦を母に生まれたヘレン。
 母親はヘレン誕生とほぼ同時に自殺しています。

 へレンが交通事故にあい、大量の薬物などで治療をうけてから、彼女に奇怪な現象が現われます。
 どこかに出かけ、体中血まみれになって帰ってきて眠ってしまい、起きると何も覚えていない、など。

 MRIの結果、医師は、バニシング・ツイン・シンドロームであると診断します。
 聞きなれない病名ですが、要するに双子を妊娠し、片方だけが母親のお腹の中で死んでしまう、ということです。

 映画では、その場合、死んだほうが生きている胎児に取り込まれることがある、とされています。

 グーグル先生で調べて見たら、一卵性の場合のみ、生きて生まれた胎児の脳に影響を与えることがある、とだけ書いてあり、取り込まれる、ということは実際にはないようです。

 で、ヘレンのなかで眠っていた姉妹が目を覚ますわけですが、こいつがひどく暴力的、かつ淫乱です。

 男を誘惑しては事の最中に殺してしまったり。

 一見、二重人格のようにも、悪魔憑きのようにも見えます。

 で、ヘレンとその中にいる姉妹が対決し、というお話。

 話が分かりやすく、映像も変に凝っていないので、観やすいし分かりやすいし、そのうえ血がドバドバ出たりして、見せ場もたっぷりです。

 小品ながら、気楽に観られるホラーの佳作に仕上がっています。


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