薬でぼんやりしながら、壮大な法螺話、「プリンセス・トヨトミ」をDVDで鑑賞しました。
大阪府庁など、大阪の行政機関数箇所を調査するために出張に出た3人の会計検査院の調査官。
堤真一を柱に、ひたすら食いまくる綾瀬はるか、若く切れ者の岡田将生の3人です。
ここで3人は、大阪の400年に及ぶ秘密に直面し、大阪の面々と対決するのです。
大阪夏の陣。
豊臣家の者は皆殺しにされたことになっていますが、秀頼の息子、国松が密かに生き延び、大阪の町人に守られて営々と豊臣の血脈を維持してきたというのです。
そしてその者を守るためだけに、大阪は明治維新の際、密かに大阪を国家として認めさせ、日本国に紛れて独立を維持してきたことを突き止めます。
しかし大阪国には、日本国家からの巨額の補助金が不正に支出されており、会計検査院の調査官としてこれを見逃すわけにはいかない、という結論に至ります。
そして大阪国は非常警戒を発令します。
すなわち、ひょうたんを家といわず店といわず路上といわず、転がし、つるすのです。
ひょうたんを見た男たちは血相を変えて大阪府庁へと詰め掛けます。
大阪府庁では、普段お好み焼き屋を経営しながらじつは大阪国総理の中井貴一と調査官、堤真一が対決します。
結論やいかに。
昔筒井康隆の小説に「東海道戦争」という、東京と大阪の戦いをユーモラスに描いた作品がありましたが、なんとなくそれを思い出しました。
大阪という街、私は上陸したことがありませんが、何か東京とは違うということを強調したがる感じが奇妙ですねぇ。
狭い日本、いくら違いを強調しても、共通点のほうがはるかに多いのですよ。
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