プーチンの終わり

社会・政治

 ロシアによるウクライナへの侵攻、まだ終結する気配はありません。

 ロシアはウクライナのNATO加盟を許すまじと侵略を始めたわけですが、ジョージアとかフィンランドとか、今までNATO加盟の意志を示してこなかったロシア周辺の国々が、大慌てでNATO加盟を求めていると聞きました。
 NATOに加盟していれば、侵略された際、共同で防衛してくれるでしょうから。

 おそらくプーチンは、ウクライナのごとき小国は、ロシアのような大国に攻撃されれば、ひとたまりもなく降伏すると思い込んでいたのではないでしょうか。

 甘い。

 ウクライナは言論の自由があり、民主的な国家です。
 そのような国は、全体主義的、権威主義的な体制に組み入れられるのを嫌います。
 まして今は情報革命の真っ最中。
 新聞やテレビのニュースよりも早く、SNSで動画付きの情報が得られます。
 そこにはフェイクニュースもあるでしょうが、多くは本物と見て良いのではないでしょうか。

 世界は最前線の動画を見ることができ、そこで何が起きているか知ることができます。
 いくらロシアやその友好国が情報を遮断したところで、他の国々にまでそんなことをすることは出来ません。

 私には、プーチン政権の終わりが始まったように思えます。
 よそから攻められれば、自国を守るために必死で戦うでしょうが、攻める側には大義もなければ戦闘意欲もないでしょう。

 西側諸国をはじめとして多くの国々がロシアに対して制裁を課しています。
 欧米諸国が参戦すれば、第三次世界大戦になってしまうので、そのような選択肢はないものと思いますが、制裁は苛烈を極めていくことでしょう。

 そしてロシアが干上がってしまえば、ロシア人はプーチン政権の打倒を求めて立ち上がるものと思います。