今日ロシアではプーチン氏が4年ぶりに大統領に復帰するとか。
2期8年大統領を務めた後、3選禁止の規定により、メドベージェフ大統領を誕生させ、自分は首相におさまり、メドベージェフ時代に次の大統領から任期を6年、2期までと改めさせ、返り咲きに成功するや役職を交換するようにメドベージェフ氏を首相に任命しました。
これから2期12年やるつもりなんでしょうねぇ。
前の8年と合わせると、20年ですよ。
長すぎやしませんかねぇ。
なんだか変ですねぇ。
権力のたらいまわしなんてねぇ。
成熟した民主主義国家では有り得ない話ですが、正当な選挙を経た結果ですから、致し方ありません。
プーチン大統領の復帰で、とくだんわが国との関係性に変化が生じることは無いと思いますが、あまりに権力基盤の強い政権は、ロシアという国柄から考えても不気味です。
考えてみると、文学や芸術に関して、日本人はロシアを深く敬愛していますね。
文学ではドフトエフスキー、トルストイ、チェーホフなどなど。
音楽ではチャイコフスキーが有名です。
美術ではシャガールなど、ロシア・アヴァンギャルドの運動はわが国の美術家にも大きな影響を与えました。
一方、政治的、経済的にはわが国は常にロシアと敵対してきました。
日露戦争、シベリア出兵、ノモンハン事件、そして終戦間際のどさくさに、ソ連はわが国に宣戦布告、大量のシベリア抑留者が出るという悲劇を生みました。
また、前世紀、共産主義の熱狂が世界を覆いましたね。
最初に共産国家として生まれたのがロシア人を中心とするソビエト連邦であったことは、誠に不幸なことでした。
すぐれた文学者や芸術家を輩出する一方、なぜか政治的には不気味で暗い印象を与え続けるロシア。
今また、不気味で暗い大統領が復活しました。
触らぬ神に祟りなしとは言いますが、国際社会を生きていく以上、隣国で大国のロシアと絶縁することなどできようはずもありません。
ロシアに中国、北朝鮮。
自由民主主義国家の健全な常識が通用しない国がわが国の周辺を取り囲んでいます。
他人事とは言いながら、プーチン大統領誕生、いやぁな感じです。
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