ベスト・セラー

文学

 過去、世界で売れた書籍のベストセラー・ランキングを目にしました。

 1位は、言わずと知れた「聖書」
 これは鉄板でしょうねぇ。
 で、イスラム教の聖典「コーラン」が2位なのかと思いきや、さにあらず。
 「コーラン」は3位だそうです。
 となると、2位は何なんだ、と思うのが人情。

 2位は、「毛沢東語録」だそうです。

 なるほど。

 中国は人口が多いですからねぇ。

毛沢東語録―付・奪権闘争を論ず (1971年) (角川文庫)
竹内 実
角川書店

 但し、1位と2位では大分差があります。
 1位の「聖書」は約50億部。
 2位の「毛沢東語録」は約9億部だそうです。

 毛主席、著作の売り上げだけで相当稼いだんでしょうねぇ。
 かのヒトラー総統も個人資産のほとんどは「わが闘争」の売上だったと言いますし。

わが闘争(上)―民族主義的世界観(角川文庫)
平野 一郎,将積 茂
角川書店

 

わが闘争(下)―国家社会主義運動(角川文庫)
平野 一郎,将積 茂
角川書店

 

続・わが闘争―生存圏と領土問題 (角川文庫)
Adolf Hitler,平野 一郎
角川書店

 ほとんどキリスト教徒がいないはずのわが国でも、かなり安いビジネス・ホテルに泊まっても「聖書」がおいてありますもんね。
 最近は「仏教聖典」が置いてあるホテルもありますが、あれ、読む人いないでしょうねぇ。
 「仏教聖典」は日本人に馴染みの薄い原始仏典ですから。

仏教聖典
仏教伝道協会
仏教伝道協会

 お経については、あまりに数が多すぎ、専門の仏教学者や坊さんでも精確に把握できず、未来永劫、把握できないものと思われます。
 そうすると、例えば法華経とか般若経とかを別々にそろえなければならず、膨大な量になってしまい、ホテルに備えるなど到底不可能です。

日本語の法華経
江南 文三
大蔵出版

 

法華経〈上〉 (岩波文庫)
坂本 幸男,岩本 裕
岩波書店

 

法華経〈中〉 (岩波文庫)
坂本 幸男,岩本 裕
岩波書店

 

法華経〈下〉 (岩波文庫 青 304-3)
坂本 幸男,岩本 裕
岩波書店


般若心経・金剛般若経 (岩波文庫)
中村 元,紀野 一義
岩波書店

 

般若心経 ─まんがで読破─
バラエティ・アートワークス
イースト・プレス

 私の実家はお寺で、「国訳一切経」というのが並んでいましたが、多分全部で150冊 くらいあったように記憶しています。

 それでもお経の全てでは無いというのですから、恐るべき量です。

 小説で10位以内にランクインしていたのは、ディケンズの「二都物語」
 7位でした。

二都物語 (上巻) (新潮文庫)
中野 好夫
新潮社


二都物語 (下巻) (新潮文庫)
中野 好夫
新潮社

 もう一冊、映画「ロード・オブ・ザ・リング」の基になったトールキンの「指輪物語」が9位。
 どちらも中学生の頃読んだ記憶がありますが、もう忘れてしまいました。
 性格はずいぶん異なる2編ですが、どちらも長い小説でした。

 もう30年もすれば、「ハリー・ポッター」がランク入りするかもしれませんね。

文庫 新版 指輪物語 全9巻セット
瀬田 貞二,田中 明子
評論社


 そういえば最近、暇さえあればホラーDVDばかり観ていて、あまり本を読まなくなりました。

 これは精神の怠惰でしょうか。
 あるいは新たな展開でしょうか。

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