昨夜はホラー好きの私ですらきついと感じるほど残虐シーンが鮮やかな映画「ペイン」を見ました。
女子高生のジョーンとその友達が、ふとしたことで葬儀屋のビショップにお茶をご馳走になります。
しかしビショップ、じつは怖ろしい殺人鬼だったのです。
二人をそれぞれゴムのチューブでベットに縛りつけ、拷問します。
交互に。
そして友達を殺してくれ、と言いさえすれば、命は助かる、というゲーム。
ジョーンは友達が舌を抜かれ、自分も抜かれそうになった時、友達を殺してくれ、と言い、ビショップは殺害します。
ジョーンはビショップが目を離した隙にカッターでチューブを切り、ナイフでビショップを殺害してしまいます。
それから16年。
ジョーンは心に深い傷を負い、故郷を離れて暮らしますが、実兄の奥様が事故死したことから、故郷に帰り、実兄とその娘と三人で暮らし始めます。
そんな矢先、16年前に起きた事件とそっくりな殺人が連続して起こります。
ジョーンは自ら殺したはずのビショップの幻影におびえ、その復活を信じるようになります。
警察は、ジョーンこそが犯人ではないのか、と疑います。
果たして犯人は誰なのか。
ジョーンと姪が犯人に捕えられ、16年前と同じゲームを強制させられた時、全ては明らかになります。
ストーリーはありきたりですが、殺害方法が変わっていますね。
犠牲者は必ず二人一組で、先に相手を殺してくれ、と言ったほうが生き残り、生き続けたければ何度もゲームに参加して、早く相手を殺してくれ、と言い続けること。
相手が親友だろうが恋人だろうが親だろうが夫婦だろうが、相手を殺してくれ、と言いさえすれば当座は生き残るわけです。
しかもすぐにそう言えば、自分は拷問されないで済む、というわけで、なんとも底意地の悪いゲームです。
人間は自分の命を守るためにどこまで冷酷になれるかを見極めているようです。
拷問シーンがかなりきついので、そういうのがお好きな方にはお勧めしますが、ロマンティック・ホラーみたいなのが観たい方は止めておいたほうがよさそうです。
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